リアディレーラーがスポークに当たる理由は?
自転車のギアを一番軽いインナーローに入れて坂道を上ると、カン・カン・カンとリアディレーラーがスポークに当たる音がしました。
ギアの調整をしてあってもリアディレーラーがスポーク当たる場合、何が原因なのかまとめてみたいと思います。
また、今回はディレーラーハンガーが主な原因でしたので、ディレーラーハンガー交換の作業もレポートしたいと思います。
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カン・カン・カンとリアディレーラーがスポークに当たる理由は?
坂道をローギアであがると、ペダルにチカラを入れるとスポークとディレラーが当たり、カン・カン・カン・・・とクランク1周ごとに当たります。
ペダルにチカラを入れない状態であれば当たっていないので、チェーンのテンションでディレーラーのアームが少し内側に入り当たってしまっているようです。
クリアランスを見ると、乗車していない状態ではスポークとリアディレーラーは当たってはいませんが、クリアランスはかなり少なめでした。
リアディレーラーを調整したのにスポークに当たる理由はいくつか考えられます。
1:リアディレーラーの調整が出来ていない
ロー側にアームが移動したときに、スプロケットよりも内側にいっている場合など、リアディレーラーの調整ができていない可能性があります。→調整
2:ディレーラーハンガーの曲がり
ディレーラーハンガーが曲がってしまったため、ロー側に来た時にリアディレーラーのアームが内側に入ってしまって当たる可能性があります。→交換
3:スポークのテンション
スポークが緩んでいたりしてホイールがフレている場合も可能性があります。→調整
4:ハブのガタ
ホイールのハブにガタがあると、ペダルに体重をかけた時などにゆがんで当たる可能性があります。→調整あるいは交換
今回の原因は
今回は主にディレラーハンガーが原因でしたが、ホイールも私が通勤で使っていた古いものなのでベアリングの当りなどを調整しなおしました。スポーク自体には緩みはなく、振れもそれほどありませんでした。
GIANT ESCAPE R3 ディレーラーハンガー交換作業
曲がったディレーラーハンガーを確認
リア変速機がついているディレーラーハンガーは、フレームとは別パーツで出来ています。
これは転倒などでリアディレーラーに力がかかってしまったとき、フレーム本体を守るためにハンガーが曲がるように出来ているからです。
下の写真はリアディレーラーを外した状態ですが、なんとなく内側に弓なりに曲がっているのがわかるでしょうか?
ディレーラーハンガーを注文
今回はネットを検索して、GIANT ESCAPE R3に使っている人が多かったディレーラーハンガー 36 for Giant (ネジ山無し)(Biking製)をAMAZONで注文しました。
はじめに書いておきますが、AMAZONで注文はとても便利なのですが、できればGIANT純正を自転車店で頼んだ方がいいかなぁと思いました。
使えるには使えるのですが、エンドアジャストボルト(Bテンションボルト)が当たるネジがちゃんと当たらないんですよね・・・。
GIANT純正とディレーラーハンガー 36 for Giant (ネジ山無し)(Biking製)の比較です。形状はとても似ており、ディレーラーハンガー自体の取り付けは問題ありませんでした。
しかし、エンドアジャストボルト(Bテンションボルト)の+ネジがあたる部分(写真の一番上の出っ張り)の高さがなく、なだらかなのでちゃんとボルトが当たりません。
普通に変速は出来るので問題はないですが、エンドアジャストボルト(Bテンションボルト)の調整があまりできないので、追い込んだ調整は難しそうです。
エンドアジャストボルト(Bテンションボルト)の当たる面を見てみると、極端に小さいのが分かるかなと思います。
またGIANT製のディレーラーハンガーは一直線ではありませんが、ディレーラーハンガー 36 for Giant は一直線です。厚みも違いますね。
ディレーラーハンガーの取り付け
ディレーラーハンガーを取り付けました。ネジは元々車体についていたネジを使用しました。(付属されていたものは合いませんでした)
そしてディレーラーを取り付けて、ボルトで変速の位置を調整しなおしました。
ディレーラーハンガーの曲がりは見た目ではそれほどにも感じないのですが、交換によりスポークとのクリアランスはだいぶ変わりましたね。
勾配の急な坂道で試走
ディレーラーハンガーを交換した後、ハブやスポークも調整しなおして試走へ!そして平地での変速も確認し、最後に勾配の急な坂道を上ってみました。
緩い坂道だと当たらなくても、急な坂道でペダルに力を入れると当たる場合があるからですが、カンカン音はなくなりました。
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