シロアリ被害のウッドデッキ修繕3〜腐った大引きの交換作業
シロアリにやられたウッドデッキの修繕作業の続きです。ウッドデッキ材を外したので、痛んだ大引き部分を交換していきます!
L時にカットして部分的に大引きを換えていく
シロアリに喰われ、腐ってしまった木材を交換していきます。全部を交換すると費用が大変なので、痛んだ部分だけの交換です。
プロであれば凝った継ぎ手でガッチリと継いでいけるのでしょうが、そこまでの技術はないのでL字型にカットしてコーススレッドでとめていくことにしました。
シロアリにやられて腐った部分を切り落とし、つなぎ合わせる木材の端をL字型にカットします。
素人作業なので、こういう単純な形状にするのも難しいですが、精度のなさは目をつむりましょう・・・。
ちなみに使ったノコギリはゼットソーIII265。縦横斜め3方向に切断出来る替え刃式ノコギリです。
切れ味がいいですし、切れなくなったら替え刃を買えればいいので気に入っています。
交換した大引きは鋼製束で固定
大引きを支える部分に鋼製束を立て、コンクリートドリルで穴を開けて束をビス留めしていきました。
鋼製束を立てる位置は、継手の受ける側の近く(150mm内外)にするのが正しいようです。見た目にも、そこらへんに束がないと安定しなそうですよね。
真夏の猛暑が辛かったですが、なんとか1本目出来ました。大引きを継ぐのは初めてだったので、試行錯誤しました。
土台をなくし終端に目隠しもしないので、この状態で出来上がりです。2本目からは試行錯誤分がなくなるんで、もう少しスムーズに出来るかな。
1本目は自宅にあった材木で試してみましたが、必要な分のウェスタンレッドしたーを注文しました。
あとは同じように2本目、3本目と続けていくだけです。
使った鋼製束はこちら
2本目3本目とどんどん交換していく
L字にカットする部分はシロアリで痛んでいない部分で木材をカットしてつなぎます。
両端を加工しますが、線を引いてこぎりで切れば大丈夫でした。精度がなく多少段差がっても、上に木が乗ってしまうので気になりません。
1本目と同様に鋼製束を設置して、新しい木をコーススレッドで結合。2本目の作業も完了しました。
柱がある部分の大引きは、風通しが良くなるように直しました
3本目のとことは、柱が立っているところなので他とはちょっと違う作りになっていました。
柱の下部は金属で、大引きとは接触しないように2×4材で両側からはさむ作りになっています。
元々は大引きをくりぬいてあったりして手間がかかっていましたが、腐りもひどかったのでバッサリ切って風通しも良くすることにしました。
まずは腐った部分の木を取り除き、金属の支柱の手前でカット。
残った大引きの両側に2×4材をビスでとめ、柱の手前側は2×4材の間に4×4をいれました。
強度を考えると、柱の手前側の下に束の代わりになるものを入れたいのですが、コンクリート面に接しない方がシロアリには良い気がしたので何もしてません。
先端に乗ると弱そうだなぁと感じますが、ここに誰か乗ることもほぼないですし、デッキ材を貼れば左右とつながるので問題ないでしょう。
コンクリート面を清掃しながら進める
コンクリートの床が、腐った木のカス、落ち葉や土などでとにかく汚れています。
なんとなく気持ち悪いので、約半分が終了したとことで一度清掃しました。コンクリート面が綺麗だと気持ちいいですね。
シロアリの蟻道を壊しても、すぐに復活する
進めていくとシロアリの蟻道が裏側に残っている部分がありました。蟻道は壊壊すと中からシロアリがたくさん出てきました・・。
そのシロアリを殺虫剤で殺しても、蟻道以外のところにシロアリはたくさんいるので、翌日には蟻道が復活しちゃってました。
木の束はプラスチックで少し高くして通気を確保していましたが、プラ台の裏側は木くずや土で溝は埋まっていて、もシロアリ専用道みたいになってました。
ここまで腐らなければ、もしかすると蟻を駆除して薬剤などでなんとかなるのかも知れません。
なんにせよ見つけたら早めの対応をしたほうが費用もかからなそうですね。
そのプラの部分を外して、土の部分を壊してみると、白い動くものがワラワラといます。
はっきり言って気持ち悪いです・・・(よく見ないとわからない程度の写真にしておきます)
ダメな部分はとにかく捨てて交換
シロアリに食われた部分は、ビスもとまらないほどフカフカです。
もちろんシロアリがいる木をそのまま使いたいとも思わないので、とにかく痛んでないところまで切ってしまって捨てます!
シロアリが来にくいように木製束を鋼製束に交換して、どんどん交換していきます。これが5本目かな。9本あるのでがんばります。
真夏の作業はつらい
作業は真夏に行いました。1日に何本か出来れば早いのですが、真夏の酷暑にめげて1日1本しか進みません。
まぁプロのように納期もないのでカラダを壊さない程度にやるのがいいですね。
同じ作業の繰り返しをしていますが、精度は一向にあがりません(笑)
作業も慣れてきてペースアップ!
後半線になると大分作業が慣れてきたのでペースアップしている気がしました。
傷んだ木をカットしL字に継手をつくり、新しいウエスタンレッドシダーをカットしL字に継手をつくりますが、そのカットが早くなっています。
床にコンクリートドリルで穴をあけて鋼製束を設置して、他の大引きとの高さをあわせて大引きを固定。終端のを切って長さを合わせれば交換完了です。
切る場所をミスすることもある
最後の2本は間隔が狭かったので、場所をずらしてLにするほうが切りやすくて良かったかもしれません。
後の祭りですが、奥側がノコギリを入れずらくけっこう曲がってしまいました。手前を切り直せば良かったのですが、疲れていたのでよしとしました。
鋼製束を立てて、新しい木材を束と古い大引きにコーススレッドでつなぎました。これで大引きの傷んだ部分を全部繋ぎ終え、交換が完了です!!
元々はこの外側に木を巻いて腰板までつけていましたが、風通しをよくしたいのでこの状態で上にデッキ材を載せていくことになります。
シロアリで痛んだ部分の木材を交換できたので、次は塗装作業をしていきたいと思います。
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