コンクリート壁にテレビやモニターを壁掛けする手順
テレビやモニター用の壁掛け金具を使って、コンクリート壁面に24インチのモニターを壁掛けにしました。
振動ドリルで穴を空けてアームを取り付けるのですが、実際に使った金具のレビューや、取り付け手順をレポートしたいと思います。
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テレビやモニターの壁掛け金具(モニターアーム)の規格
テレビやモニターを壁掛けする場合に金具を使いますが、ネジの穴の間隔はVESA規格という国際標準規格で定められています。
VESAには100×100の12〜24インチでよく使われている75×75mm、100×100mmの規格や、23〜32インチでよく使われる200×100mm、200×200mmの規格、その他にも、さらに大型用に200mm間隔で穴があいている規格などもあります。
モニターやテレビの裏に壁掛け用の穴を見て、大きさにあった壁掛け金具を買えば、メーカー問わず、どの壁掛け金具を使っても取り付けすることが出来ます。
テレビの取り付け場所と壁の強度
今回は重量がそれほどないモニターをコンクリートの壁に取り付けるので強度的は問題がありませんが、基本的に柱の入った壁、補強が入った壁などに取り付ける必要があります。
特に重量のあるテレビを補強のない壁に取り付けると壁が壊れてしまう場合があります。そのような場合は、石膏ボードなどに穴を開けて補強材を入れる、柱と柱の間に板を通すなどの作業が必要になります。
自信がない場合はプロに頼むという選択肢もあると思いますので、設置場所など検討してDIYするか決めて下さいね。
壁掛けテレビの設置をプロに頼みたい人はこちらも便利
コンクリートに穴を開ける道具がない、壁が弱そうなので重量物の取り付けが不安・・・自分で壁掛けテレビの設置が無理そうな時はプロに頼むという手もあります。
くらしのマーケットではテレビの壁掛けをしてくれる業者も多く登録しており、評価・クチコミ・実績などから選んで仕事を頼むことができます。
後からテレビに壁をかけたいとと思ってもどこに頼めばいいか分からない時に便利です。良い業者を選んで設置してもらってくださいね。
小型テレビ・モニター用の壁掛け金具
小型のテレビやモニターであれば、上下左右に動くものが便利ですが、可動部分がしっかりしているものを製品選ぶように注意してください。
以前中華製品を使ったことがあるのですが、モニターの重量で下を向いてしまうことがありました(裏につっかえ棒をすれば使えないことはないですが)。
今回使ったサンワサプライ製のものは、初期のままでも可動部分が固く、古くて重い24インチ液晶モニタでも下を向くことはありませんでした。
初期の固さで首が下がってきてしまう場合は、ネジをしめて固さが調整出来るのもいいところです。
●CR-LA303
サンワサプライ製ではこちらが主力商品。VESA100×100mmと75×75mmの規格に対応しています。耐荷重は12kgで、台座は2本のビスでとめるようになっています。
●100-LA015
私はこちらの製品を使いました。VESA100×100mmと75×75mmの規格に対応しており、耐荷重は15kg。台座は4本のビスでとめるようになっています。
実際の取り付け手順
取り付け場所
取り付けをしたのは、このコンクリート壁面です。
仕様した壁掛け金具
サンワサプライの100-LA015を使いました。CR-LA303はビスの本数が違う程度なので、参考になると思います。
横から見るとこのようになっていて、上下左右に動かせるようになっています。可動部分がしっかりした固さをもっており安心して使えました。またカバーをはずしてビスで固さを変えることもできるようになっています。
内容物
100-LA015の内容物です。本体、一般用取り付けビス、コンクリート用アンカー、モニタ取り付けビス、スパナ、水準器、写真には写っていませんが説明書もはいっています。(紹介したCR-LA303は形状の違う本体と、ビスの本数が減ります。)
木部・石膏ボード用のネジ以外に、コンクリート用のアンカーも入っているので、いたれり尽くせりに感じました。
自前でコンクリート用のビスを用意
コンクリート用のアンカーは入っていましたが、8〜8.5mmの大きな穴を空ける必要があること、壁掛けが必要なくなって台座を取り外す時にアンカーが抜けなくなると面倒なことから、コンクリート用のビスを自分で用意しました。
重量はそれほどでもないので、5×35mmのビスにし、ナベネジではなく皿ネジだったので、頭の所にワッシャを入れてとめるようにしました。このネジであれば、3.4〜3.5mmの穴を空けるだけですみ、普通のネジのように回せば外すことができます。
木部や石膏ボードに取り付ける場合は、付属のビスを使えば良いと思います。
位置決め
取り付けの位置を決めます。位置を決めたら、同梱の水準器を使って水平をだし、穴の位置に印をつけます。
穴開け
コンクリート壁面に振動ドリルで穴を空けます。コンクリートに穴を空けるための振動ドリルは普通は持っていないため、ホームセンターの工具貸し出しサービスを利用すると良いと思います。1000円前後で借りれることが多いと思います。
同梱のアンカーですと幅8〜8.5mmで深さ45〜50mmの穴を空けますが、自分で用意したコンクリート用のビスに変更したため、幅3.4〜3.5mmで深さ40〜45mm程度の穴をあけました。
ビスで留める
このサイズのコンクリート用のビスでもしっかりとまりました。(もし強度がもっと必要と感じる場合は付属のコンクリート用アンカーか一段階太いビスを使って下さい。付属のコンクリートアンカーを使用した場合は、差し込んで上部のナットを締めて固定します。)
アームのモニターへの取り付け
アーム部分をモニターに取り付けました。
壁面金具への装着
モニターに取り付けたアームを壁面金具にセットしました。
取り付け完了
取り付けが完了し、壁掛けモニターになりました。コードは束ねて上の棚へ持って行きました。綺麗に見せるのであれば、壁面にモールをとりつけてコードを入れるようにすればいいと思います。ま、うちはたぶんこのままです。
壁掛けテレビの設置をプロに頼みたい人はこちらも便利
コンクリートに穴を開ける道具がない、壁が弱そうなので重量物の取り付けが不安・・・自分で壁掛けテレビの設置が無理そうな時はプロに頼むという手もあります。
くらしのマーケットではテレビの壁掛けをしてくれる業者も多く登録しており、評価・クチコミ・実績などから選んで仕事を頼むことができます。
後からテレビに壁をかけたいとと思ってもどこに頼めばいいか分からない時に便利です。良い業者を選んで設置してもらってくださいね。
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