浴室の木壁のカビ取りをDIYで作業する
ヒノキ風呂ではないけれど、お風呂の壁をヒノキや杉の木壁にして自然素材の良さを楽しんでいる人もいると思います。
しかし湿気のことを気にしていても、いずれカビなどが発生して黒ずみが発生するのが悩み所。
その木壁のカビや黒ずみは、薬剤を使うことによってDIYによって目立たないようにすることが可能です。
プロではないので私がやっているのがベストではないかもしれませんが、私が行っている方法を紹介したいと思います。
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年数がたつとお風呂の木壁はカビなどで黒ずんでくる
どんなに湿気のことを気にして換気していても、浴室の木壁は年数が経つとカビなどで黒ずみが発生します。
天井などの高い所は、気になり始めてもそのままにしがちですし、そもそもどうやってカビ取りをしていいかも分かりにくいですよね。
このカビなどでできた黒ずみは、薬剤を使い漂白することによって、完全とは言わないものの目立たなくすることが出来ます。
薬剤で漂白する黒ずんだ目壁
まずは薬剤で漂白する前のカビなどで黒ずんだ場所を見てもらいたいと思います。今回は主に浴室の上部に貼られたヒノキ板の木壁を漂白していきます。
我が家の上部の木壁部分では、窓での結露もあるので一番湿気が多い場所で、この窓際が一番黒くなりやすいです。
真上を見た所です。もう少し早くやれば良かったのですが、やらなきゃな〜と思いながら時間が過ぎてしまうのですよね。
浴槽の上も湿気が上がるからでしょうか、部分的に黒ずんでいます。
漂白に使用する薬剤は「木地復元材ウッドリカバリー」
以前、ネットで買うことが出来る木材用の漂白剤3種類を試してみたことがあります。
どの薬剤も特徴があり場所によって使い分けが必要なのですが、今回の木壁を漂白するのには「木地復元材ウッドリカバリー」が一番相性が良かったです。
ヒノキの木壁は赤みが少しあるのですが、ウッドリカバリーは自然な木の赤味が残る仕上がりが気に入っています。
「木地復元材ウッドリカバリー」の注意事項です。
換気はしっかり、出来ればガスマスクも
浴室は窓も少なく換気はあまりよくありません。薬剤は吸い込むとあまりよくありませんので、とにかく換気は気を使って下さい。
私も浴室換気扇と窓開けだけでなく、サーキュレーターを使用して強制的に換気もしながら作業しています。
それでも長時間の作業になると何かのガスを吸ってしまった感じが体に残るので、最近はガスマスクも使っています。これは明らかな効果があります。
普通のカビキラーでの浴室清掃をする時でも使えるので、カビ取りで気分が悪くなるような人には特にオススメです。
それに不意に何かと混ざってガスが発生したときの安心感もありますしね。
浴室清掃であれば、吸収缶(フィルター)は塩素、塩化水素を除去してくれる、ハロゲン/酸性ガス用(X/HG/AG またはT/HG/AG)がいいと思います。
●本体
●吸収缶
「ウッドリカバリー」を準備して刷毛で塗っていく
使用説明書に沿って薬剤を水で薄め、刷毛で木壁に薬剤を染みこませるように塗っていきます。
塗っていくだけなので難しくはありませんが、天井を塗っている時などに目などに薬剤がはいらないように注意してください。
出来ればメガネとかしたほうがいいかもしれませんね。塗り終わったら、そのまま黒ずみが薄くなっていくのを待つだけです。
薬剤の塗布前と塗布後の比較
ウッドリカバリーの薬剤を塗布し、時間がたつとカビで黒ずんだ部分がだんだんと薄くなっていきます。即効性はないので時間は必要です。
あまり黒ずみが薄くならなかった場合は、規定内での濃度調整をしたり、別の日に2度目3度目の塗布を行うとさらに目立たなくなると思います。
完全に元の色味にはなりませんが、どの程度変わるかをBEFORE AFTERでご覧ください。
天窓付近の黒ずみの変化
BEFORE:塗布前の状態です。かなり黒い部分が多いですね。
AFTER:赤っぽく残っている部分はありますが、ここまで目立たなくなりました。
換気窓付近の黒ずみの変化
BEFORE:この部分は最初に見てもらった部分の反対側で換気窓が有ります。条件が似ているので同じ程度に黒くなっていました。
AFTER:シミが深いからか、跡はけっこう残っていますが、残っている部分も赤みを帯びた状態になっているので目立たなくはなっています。
面倒なのでやってませんが、もう少し薬剤濃くして、もう一回塗る、薬剤を蒸発させずに染みこませる、などの工夫をすればもっと綺麗になると思います。
天井の黒ずみの変化
BEFORE:天井はこんな状態で、特に中央部分が気になりました。
AFTER:こちらはだいぶ綺麗になりました。
浴槽上部の黒ずみの変化
BEFORE:浴槽上部の部分です。天井で全体も見てもらった場所ですが、部分的にみてみましょう。
AFTER:この部分はカビ等が深くなかったからか、気にならない仕上がりになりました。
DIYでも十分綺麗にります
やはり放置している期間が長いと少し跡が残ってしまいますが、黒い部分が木の色に近い赤みを帯びた色に漂白されるので、かなり目立たなくなります。
広い場所だと塗布が大変ですが、ヒノキ木壁のカビなどの黒ずみはDIYクリーニングでここまで綺麗になります。
次ぎの黒ずみが出るまで長持ちさせたい場合は、撥水剤の木肌一番を塗っておくのも良いです。
特に水がかかる部分などは塗るのと塗らないのでは長持ち度が大きく変わってきますので、厳しい条件にさらされている場所はやった方がいいかもしれません。
プロであればもっといい薬剤を知っているのかもしれませんが、ヒノキ剤の木壁のカビなどによる黒ずみの漂白はウッドリカバリーで満足しています。
説明書を読んで、薬剤によるガスの発生などは十分注意して綺麗にしてくださいね。
お風呂場のクリーニングをしてもらうなら
浴室のクリーニングはプロに頼む選択肢もあります。木壁は扱う業者が少ないかもしれませんが、プロのタイルのカビ取りなどはとても綺麗になりますよね。
くらしのマーケットでは、お風呂(浴室)のクリーニングをしてくれる業者を探すことが出来ます。
上手く使えばとても便利ですし木壁を扱う人もいると思うので、自分で出来ない場合は良さそうなプロを探してみるのもいいかもしれませんね。
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