水漏れ修理〜TOTO TKF30URXのカートリッジ交換手順

実家のTOTOの壁付シングル混合水栓(TKF30URX)の蛇口から水漏れが始まりました。
ポタポタと水漏れはじまり水が止まらなくなったので、父から修理依頼が来ました(私は素人なのですが)。
TKF30U型の水栓は、水栓内部のカートリッジをまるごと交換することで水漏れを直すことができます。
パッキン交換ではなくカートリッジ交換なので少しパーツ代は高めですが、カートリッジを入れ替えれば直る事が多いです。
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カートリッジを交換する水栓はTKF30URX(TKF30U型)
TOTOのTKF30URXの水漏れが始まったので、混合水栓のカートリッジ交換して修理をします。
他のTKF30U型の修理の参考にもなると思います。

またこちらで、TLF31UDXのカートリッジ交換もやってますので、該当機種の方はこちらも参考にしてください。
修理にはカートリッジ「THY582N」を使用
TKF30URX(TKF30U型)は、THY582Nというカートリッジを使って水漏れを直します。早速THY582Nを注文!
以前直したTLF31UDXも同じカートリッジでしたが、いろいろな機種に使われているようですね。
TKG30U型・TKF31U型・TKG31U型・TKF33U型・TKG31U型・TKG32U型・TKW31P型・TKW32P型・TLF32U型・TLJ30U型・TLJ31U型・TLP30U型・TLP31U型・TK50型・TK51型なども同じカートリッジです。

難しそうであれば水道の水漏れ修理のプロを探す選択も
DIYで水漏れ修理が出来れば良いですが、部品が手に入らなかったり、自分では難しく感じることがあります。そんな時は無理せずにプロに頼む選択も良いと思います。
くらしのマーケットでは、水漏れ修理のプロも多数登録していますので、相談してみるのも良いと思います。
上手く使えば便利なサービスなので、困った時の選択肢の一つとしてこんなものもあると知っておくと便利ですよ。
蛇口の元栓を閉める
蛇口を分解するために水を止めます。TKF30URXは壁から飛び出ている部分にあるのでドライバーでネジを締めます。
もしこの部分が固着して動かなかったら、戸外にある大元の元線を締めてもかまいません(その場合は戸内の水道が全部使えなくなりますが)。
そして念のため、蛇口をひねてって水が止まっているか確認します。

レバーハンドルを取り外す
まずレバーハンドルを取り外します。レバーハンドルは刺さっているだけなので上へ引き抜けば外れます。
固い場合は、マイナスドライバーなどで気をつけながら外すといいと思います。

カートリッジ押さえを外す
レバーハンドルを外すとカートリッジを押さえている部品が見えます。
これを上から順番に外していきます。止めバネ、ワッシャー、プラスチックのストッパーの部品の3つです。

止めバネは、それほど固くないので、マイナスドライバーですぐに取る事ができます。

止めバネを外すと、ワッシャーとプラスチックのストッパーも外せます。

カートリッジ押さえを外す
ウォーターポンププライヤー、モーターレンチなどで、カートリッジ押さえという金属のカバーをゆるめます。
私は古いウォーターポンププライヤーを捨ててしまったので、下の写真のものを使いました。
水栓のパーツにはレンチ用の切り欠きがあるので、そこを挟んでまわせるもを使います。

カートリッジの取り外し
カートリッジ押さえ(金属のカバー)を取り外すと、カートリッジが見えました。

カートリッジは、上に引き抜けば外れます。
カートリッジが古くなると固着や劣化などでツメが折れて部品が壊れて取れてしまう場合があります。
なので、一気には引き抜こうとせず、ドライバーなどでゆっくりと慎重に取り出した方が良いかなと思います。

ある程度上へずらして、カートリッジを上へ引き抜きます。

静かに取ったのですが、劣化で部品が折れて2つほど残骸がのこってしまいました。
壊れた部品はラジオペンチやピンセット等で取り除いてください。
また、手前の2つの穴にハマっている部品・ゴムとバネも取り外します。(カートリッジにくっつてくる場合もありますが、今回は下に残ってました)

こちらが2つの穴に取り外した部品です。

ちなみにこちらが壊れた部品の残骸です。

新しいカートリッジを準備する
新しいカートリッジを水栓にセットしていきます。
カートリッジTHY582Nの内容物は、カートリッジ本体、パッキン×2、バネ×2、説明書です。

水栓の中の穴にパッキンをセットしますが、バネとパッキンには向きがあるので注意してください。
このような順番で組み込みます。説明書にも書いてありますので、そちらも読んでみてください。

バネとパッキンを水栓の穴にセット
バネとパッキンを水栓の穴にセットしますが、奥まったところにあるので、細い軸のものガイドとして所定の場所にセットします。
私はパッキンやバネが入る太さのドライバーを使っていますが、長めの六角レンチが使いやすいという意見もありました。

パッキンをセットした状態です。(水が出てくる穴に何かを落とすと面倒な予感がするので注意してください)

カートリッジをはめ込む
カートリッジを水栓にセットします。
水栓に違う大きさの切り欠きがあるので、カートリッジの向きは間違わないように出来ています。

カートリッジ押さえの取り付け
分解した手順の逆に取り付けを進めて行きます。
カートリッジ押さえを取り付け、白いギザギザのストッパーを取り付けますが、カートリッジ押さえの角度が悪いと上手くはまりません。
ギザギザとカートリッジが上手くはまる所に微調整して取り付けます。

ワッシャーや止めバネはスムーズに取り付けられると思います。

ハンドルを取り付けて確認して出来上がり
レバーハンドルを取り付けて元栓を開け、水栓が動作するか確認します。
水を出したり止めたりして水漏れがなければ修理完了です。

修理日:2025/10/21
水道の水漏れや水栓交換修理をプロにお願いする
自分では修理は難しそうに感じたり、古いので水栓を交換したい場合は、プロに頼む方が良い場合もあります。
くらしのマーケットでは、水道の水漏れ修理や水栓交換をしてくれるプロを探すことが出来ます。
水栓蛇口交換のページは水栓を選ぶと業者と価格が出てきますので、ざっくりの見積もりにもなりますね。もちろん水栓の機種の相談からすることも大丈夫です。
上手く使うととても便利なサービスですので、評価や実績を見ながら良い業者を探してみるのもいいかもしれません。
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