階段下のデッドスペースを利用した簡易撮影ブースの製作
階段下のデッドスペースを利用して、物撮り用の簡易的な撮影ブースを作りました。左右の壁を白っぽくして、半透明の素材で天井部分を付けただけの簡易なものですが、これだけでもそこそこ綺麗に物が撮れます。
商品やプラモデルなどがまぁまぁ綺麗に撮れる簡易撮影ブースの製作手順と、その撮影ブースで実際にどんな風に写真が撮れるのかを書いていきたいと思います!
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白ホリで綺麗に物を撮るためには
お仕事でプロカメラマンが撮る物撮り用のセットを何度もみました。プロカメラマンは撮ってからライティングを調整しながら本当に綺麗な写真を撮りますが、プロカメラマンが持つようなストロボ機材がなくても、簡易なセットでもなかなか綺麗な写真を撮ることは出来ます。
物撮り用のスタジオを持っていないプロの場合は、トレーシングペーパーなどを使いその場でセット組み、大光量のストロボの光を和らげながら撮影をします。これは大がかりな機材が必要なので、私のようにそこそこ綺麗に撮れればいい人には予算的にも厳しいです。
もしクリップオンストロボを持っていて、一眼レフカメラを使っているならば、白い天井に向けてストロボを発光して行うバウンス撮影が一番手間がかからないでしょうか。マンションの一室で予算がなくて自分で写真を撮らなければいけないときは、この方法をよく使っていました。
しかしスマホやコンデジなどを使う場合はストロボが使えません。その場合は、LEDを使った物撮り用のキットを使ってしまうのが手っ取り早いです。実は私も1つもっていますが、思いのほか簡単になかなかの写真が撮れてしまいます。
下手にDIYするより安いので、一般的には撮影ブースと呼ばれるキットを買った方がいいのかもしれませんが。
階段下のデッドスペースにDIYで撮影ブースを作ろう
マンションなどでスペースがない場合は、先ほど紹介したような一回一回しまうことが出来る収納タイプを使い、テーブルに置いて撮るのが便利です。
しかし、私の自宅で使う場合にテーブルを使えない事も多く、地面に置いて撮ることになるため思いのほか撮影しづらさがありました。
どこかに常設ブースを作れないか検討してみたところ、階段下のデッドスペースがいい感じです!ここなら誰にも邪魔されずに有効活用できるので、簡易撮影ブースを作ってみることにしました。
簡易撮影ブースにする階段下の場所はここです。ストーブなどの荷物は置きたいため、この階段下の空間の上側で作ってみることにしました。
簡易撮影ブースの制作
材料と作り方
簡易撮影ブースの作り方は簡単です。左右からも光を当てたければ、半透明の白で左右に壁を作ります。天井部分も半透明の白で光を透過できるようにします。
階段下の場合は、左右からの光は難しいので、何でもいいから白くすればオッケーです。光は上から当てるか、下から反射させて当てるかのどちらかですが、半透明の白にしておけば問題ないでしょう。
半透明素材としては、トレーシングペーパーが定番だと思いますが、養生用のプラダンを使うことにしました。木材などの材料もとにかく家にあるものでお金をかけずにやりました。
撮影する物を置く台の部分を作る
撮影のしやすさを考えて、少し地面から高さがある部分に板を付けることにしました。SPF2×2材が余っていたので、これで台を支えることにしました。
SPF2×2材をカットし、階段下のスペースに取り付けました。この上に適当な板を置いて台にします。
台の部分は余っていた4〜5mmのシナベニアを使いました。シナベニアはかなり薄いので、重い鉢植えなどは置けませんので、本当はもう少し厚みのあるラワンベニヤやコンパネなんかの方がいいと思います。
シナベニアを取り付けて台が完成しました。台の下はストーブ類が収納できる高さにしてあります。
左右の壁作る
壁はこれまた家に余っていた養生用のプラダンをビス留めで取り付けました。壁の向こうにストロボやライトは置けないので、白い紙などを貼ってもいいと思います。ガチガチに綺麗に撮りたいわけでもないので、白ければなんでもいいと思います。
天井部分を作る
天井部分も養生用プラダンを使いました。トレーシングペーパーとかのほうが綺麗に光はまわるかもしれませんが、まぁ十分かなと。
もし上側にLEDライトを置くスペースがないのであれば、いっそ白にして下から反射させるようにした方がいいかもしれません。この辺はスペースによって試行錯誤してください。
蝶番が余っていたのもあり、上に跳ね上げられたら高さのあるものも撮れるかもと思いもあり、養生用プラダンは蝶番で取付けました。最終的にはヒモで高さかえれるようにしました。まぁ、あるものを使って適当にやるくらいでいいかと。
LEDライトの取り付け
釣り用に買ってあまり使っていないLEDライトがあったので、これを使ってみることにしました。
このライトは充電式なので、ビスに引っかけるだけの作りにしました。充電時はもちろん、別の用途に使いたいときはすぐに外せます。影をつけたい方向によって、左右にずらして取り付け出来るようにしました。
簡易撮影ブース完成!
白い紙を後ろに貼って完成です。光量はやや弱いので、もう少し追加したりしたくなりそうですが、基本はこれで完成です。あとは使ってみながらアップデートしていきたいと思います。
実際に撮ってみた写真
このブースで実際に撮ってみた写真です。ゲームのコントローラーを撮った時はちょっとだけ上側に光を足しました。
ランタンの写真。こっちはセットにぱっと置いてそのまま撮ったものです。光量がなく四隅がやや暗くなってしまったので、現像時に調整はしています。
アップデートしていってもう少し調整していきたいですが、プロでもないので個人的にはこれでも十分かなと思ってます。
ハンドメイドやプラモデルなどを作る人は、常設撮影ブースがあるととても便利だと思います。布どこかデッドスペースを見つけて、自分だけの撮影ブースを作ってみてくださいね!
メインの照明を変えてアップデート
ライトが暗かったので、上につけていたLEDライトを明るいものにしました。最初に付けたライトは10Wでしたが、こんどのものはKIWENという中華LED投光器の50Wです。
(追記)中華製ですでに同じ商品がないみたいなので、リンクはLED投光器を広く検索するようにしました。
なかなか広範囲に明るいので、周辺光量はだいぶあがりました。
今の所こんな感じです。サイドから光を少し当てたかったので小さいライトを反射させています。映り込んでしまうものはこのままでは無理ですが、現像時にあまり加工しなくてもそこそこ見れるようになってきました。
このセットで撮ったもの。遊びでやっている分には十分かなと思ってます。
ライティングを学びたい
ライティングの基本は自宅でも学びながら実践できます。写真が趣味の人なら知識を知って、実践していくのも楽しいと思います!
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