ウォータートンレイクで会った南米へ行くドイツ人ライダー【北米縦断・原付二種の旅 79日目】
ホコリのかぶったリアタイヤを運良くゲット
タイヤを手に入れるために、朝一番にホンダの店へ行ったんだ。そこでタイヤの在庫を確認してもらうと、やっぱりナイって言われちゃった。
「注文したらどのくらいかかるの?」「1週間、待つことはできるの?」「出来るだけ早く手に入れたいんだけど」って会話。早く手に入れたいので、ヤマハの店もチェックして来ますと言ってヤマハの店へ行ってみる。
そして「XR100Rのリヤタイヤを探してるんだけどありますか?」って聞いたらさ、店の奥の方からガサゴソと埃のかぶったどこかで見た形のタイヤを出してきてくれたの!!心の中で「ヤッター、待たなくてすむ!」って思ったよ。
店員さんは「このタイヤは公道で使えるのかな?」とかブツブツ言ってたけど、「使える使える、今バイクに着いてるのソレだから。」って言って台湾製のタイヤをなんなく手に入れられたんだよね。
ここ数日、タイヤ待ちの時間をどう過ごそうかを考えると憂鬱だったから、ホントに嬉しかったね。それから店員さんと少し話しをした。俺のバイクは変わってるからバイク屋に来ると、バイクの事と旅のことをいろいろ聞かれるんだよね。
スタート地点のバンクーバーからは随分走ってるから、驚く顔がたくさん見れるよ。それにしてもこっちの人って大袈裟に驚くよね。その驚いた顔に俺は驚いてしまうんだけどね!
ウォータートンレイク国立公園を観光
タイヤを手に入ったので、ヒマつぶしを考えることなくウォータートンレイク国立公園へ向かう事にしたんだ。レスブリッジからだんだんと山へ向かって行って、再びロッキー山脈と巡り会った。ロッキー山脈が見えた時は感動だったよ。
ウォータートンレイク国立公園には2時半くらいに着いたから、今日の内に観光。ここはバンフとかジャスパーよりもかなりノンビリしてる感じだね。せわしなく観光してる人なんてあんまりいないんだ。
俺も誰かと旅行を一緒にしていたら、湖のホトリで食事でもしたり、湖で泳いだり、いろいろ出来るんだけどなぁ。一人だとそういうの退屈だからやる気がおきないよね。
キャンプ場で見かけた、南米へ行くドイツ人ライダー
キャンプ場に付いたら、南米にでも行きそうな旅人のバイクを発見!お腹が減っていたので、まずは食事をしてから話し掛けに行ってみる。バイク同士って、日本でもそうだけど、海外でも話し掛けやすいんだよね。
旅人の彼はドイツ人だった。南米に行くんだって。見るからにドイツ人で、見るからにドイツのバイクで、見るからに南米に行きそうだったから、見た目通りで笑える〜。
そういえば彼も大袈裟な驚きを連発してたなぁ。俺のバイクを見て「どういう風に荷物を積んでるんだ。信じられない。不可能だ。」って。彼のバイクに比べたら小さいからね。
彼のバイクを見せてもらったんだけど、俺と同じアイデアで、12Vのバイク電源を110Vにするコンバーターが着いてたんだ。彼の方がキッチリと作ってあったけどね。
「コンピューターを持ち運んでるの?」って聞いたら「そうだよ。E−mailもインターネットも出来るんだぜ。バイクから充電できるしな。」って自慢げに言ってきたから、「俺のにもコンバーター着いてるぜ!コンピューターも持ってるぜ!だからホームページもアップデート出来るんだ!デジカメあるから写真も送れるよ!」ってちょっとだけ自慢げに話しちゃったよ。
また外人特有の驚きの表情で「そのバイクでホント?」だって。おかげで明日の朝にデジカメで写真撮って彼にメールしなきゃいけなくなっちゃった。彼はそれを友達にメールするって言ってたな。
日本人はバイク好きだけど、ドイツ人もバイク好きなんだよね。日本人のいる所ドイツ人もいるし、自転車やバイクで旅するのはたいてい日本人かドイツ人だし。日本車とドイツ車、車文化は共通するものがありそうだよね!
ウォータートンレイクキャンプ場からの景色に感動
ウォータートンレイク国立公園のキャンプ場は湖畔にあるキャンプ場なのだけど、景色がヤバい!山と湖と森のカナダらしい美しい景色が、夕日でさらに色づいて、目が離せなくなったよ。あまりに綺麗で湖畔に座って暗くなるまでずっと眺めていたんだよ。
<Alberta>ウォータートンレイクのキャンプ場(走行249km)
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