牧場風景の中をひた走り、デビルスタワーに到着【北米縦断・原付二種の旅 97日目】
変わらぬ風景の中を、ひたすら走る
動物の気配を感じて朝方寝れなくなってしまった・・・。その気配は鹿だったんだけど、テントの中にいると少しの物音がすごく恐怖に感じるんだよね。
寝れなくてなって早起きしちゃったこともあって、地図をもう一度眺めてみた。すぐに支度をして早い時間に出れば、デビルスタワーに今日中に到着できそう。
地図を見る限り、この先もずっと同じ風景が続きそうだし、走りの日にすることに決めた!今日はひたすら走る日!!・・・いつもひたすら走ってるけど、休憩を短めにして距離を稼ぐよ!
予想通り、走り始めてもまったく風景は変わることはなかったよ。一度、緑の山が見えたけど、それを避けるように道が通っていて、なんでー山へ向かわないのーって叫んじゃったよ。
ニューキャッスルっていう町では少しだけ人と話せたけど、それ以外の時間はひたすらに孤独でなんだかイヤだったなぁ。
石油が自国でとれること
ニューキャッスルは、石炭と石油の町みたいね。ながーい列車が石炭を満載して走っていたし、牧場の中にオイルを汲み上げる機械がいくつも設置されてたよ。
カナダでも少しオイルを汲み上げる機械なの事を書いたけど、かなり単純なものなんだ。機械の後ろの方がグルグル回ってて前側がピストン運動してオイルを汲み上げるんだ。手押しポンプの要領だね。(下の写真はカナダで撮ったもの)
子供の頃、石油は「あと30年」とか「40年。」とか言われてたけど、新しい油田が見つかったり掘れる技術が出来たりしてなかなか減らないじゃない。きっとまだいろんなとこに眠ってるんだろうね。
こんな簡単な機械で、それも自国で石油が出るんだから、ガソリンは安いよね。日本の3分の1とか4分の1の価格だもん。だからこっちは巨大な自動車がたくさん走っているんだ。
突然出てきた岩の山・デビルスタワー
デビルスタワーは、変わる事のない風景の中に突然出て来たので、おー!って思ったよ。オーストラリアのエアーズロックほどの驚きはなかったけどね。
かなりの長距離を走ってきて到着時刻が遅かったから、デビルスタワーの観光は明日だね!楽しみだー。
ちなみに、デビルスタワーのキャンプ場にも鹿がいたよ。明日の朝も気配で起こされてしまうのかな。
<Wyoming>デビルスタワーのキャンプ場(走行356km)
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