デスバレーに近づくにつれて、どんどん砂漠の景色になっていく【北米縦断・原付二種の旅 123日目】
夢破れた人も多いラスベガスの街を出発
なかなか楽しかったラスベガスだった。賭け事よりも宿での人達との話しが特にね!クセのある人ばかりだったから楽しかったのかな?自分はクセのない人間だと思っているけど、他の人が見たらどうなんだろうね?旅を長くすると、一癖二癖もある人間になっていきそうだから、怖いよね。
ラスベガス在住のアメリカ人と話したんだけど、彼がラスベガスへ初めて来た最初は「なんて凄い所なんだ!」って感動したんだって。夢を見ながらカジノで掛けをして、負けてばっかりの毎日だったらしい。
「ああほんの一部の人しか勝てないんだな。」って分かってから、「ラスベガスは、カジノがあるだけで他に何もないし、見せかけだけの街だから嫌気がさしてるんだ。」って言ってた。おい、早く気がつけよとか思ったけど、ほんとそんな感じ。
俺も数日の滞在くらいが丁度いいって思った街だから、ラスベガスの街を何のためらいもなく後にできたよ。
どんどん砂漠になっていく風景
ラスベガスをデスバレーに向かってマイナーな道を進んで行くと、どんどん砂漠になっていった。
もともとラスベガスの街は荒野に囲まれてるけど、もっと荒野になっていくの。そんな中にも美しい景色の所はいっぱいあるんだけどね。
それから、どんどん気温が上昇していくのが分かるんだ。秋の今の時期でも泳げるくらいに十分暑いんだから、夏は暑いんだろうな。
アメリカでは州によってだけどヘルメット着用の義務はないから、どんなにヘルメットを取りたいと思ったか。
デスバレーの公園へ入ったんだけど、料金所は100km以上先にあって、デスバレーの地図をすぐに貰えなかったんだ。どこに何があるのか分からないし、夕方の3時半になっちゃってってたから、引き返して手前の町でキャンプにしたよ。
キャンプ場の少し汚れていたプール
少し手前の町のキャンプ場は、なんとプール付きだったよ!すごく暑いので有り難いと思ったのだけど、少しプールの底が汚れて、ハチとかの虫が浮いてるから入るのをためらっちゃた。アメリカ=クリーンってイメージの思い込みがあったから余計に躊躇しちゃったんだよね。
でも良く考えたらさ、日本の露天の温泉の方が汚そうだし、何をためらってるんだろう?って思ってドボン。温度は30度弱しかないしかなかったけど気持ち良かったー。
昔ね、オーストラリアで、アボリジニしか入らないプールに入ったことがあるんだ。プールの底どころか自分の腰から下が見えない!それも虫浮きまくりのプールだったんだ。そんな事を思い出しちゃったよ。
バックパッカーとツーリストの違い
夕食を作ってたら、ドイツ人の若者が話しかけてきたんだ。友達と2週間の旅行をモーテル主体でレンタカーでしてるんだって。俺の旅を聞いてきたから説明したら驚いてた。
バックパッカーだったら、「何お前そんなバイクで旅してんだよ。馬鹿じゃないのか。」みたいな冗談まじりの話しになるんだけど、普通のツーリストが見ると、マジかよ・・と思うみたい。あんまりビックリするからこっちがビックリしちゃったよ!
バックパッカーの長期の人はそういうの見慣れてるし、自分もそんな事やってる馬鹿みたいな人ばっかりだから、あんまり驚きは感じないんだよね。それにバックパッカーのドイツ人は誰もが英語ペラペラなのに、普通のツーリストはあまり喋れないのが不思議だったな。たまたまかもだけどね。
今日の夜9時頃、レストランで食事をした後にこのキャンプ場に遊びにくるって言ってたから、今日もこれから楽しい時間が過ごせそうだよ。
SHOSHONEのキャンプ場(走行178km)
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