feedlyで更新情報を購読
RSSで更新情報をフォロー

<TRIPOO!! 〜バイク・自転車・釣り日記〜>バイク(KLR650・XR100)、自転車(Vigore)、釣り、DIYなど趣味の日記

 

ドーニーブローク→ナラボー(2月)

初めての海外ツーリング。XLV750で乾いた大地を走った24000kmの旅。(1994.6-1995.4)【その8】

日本からの友達に会いに思い出のパースへ

働いていた農場の社長にやめる事を告げた。農場で働く人は、ずっと一緒に行動していたオーストラリア人以外はとても親切だった。その同僚ともう顔をあわさないですむ事も嬉しかったが、なによりもまた一周への旅へ出られる事がとにかく嬉しい。

ドーニーブロークの宿で親しくなった友達もどんどん旅だち、気心が知れた人はドーニーブロークに一緒に働きに来たハスだけになってしまった。。ウェインはニュージーランドへ行ってしまったし、同室の女性たちは、より給料のいい農場を見つけ、ペンバートンという町に移動していった。

なので、何の未練もなくドーニーブロークを後にしたのだが、最後にもう一度パースへ行こうと決めていた。パースの知り合いもだいぶ旅だって少ないだろうが、Rがまだいる事は知っていた。

彼女に会いたいという事ももちろんあったのはだが、俺の古くからの友人がパースへ来ていた日本の友達に会いたかったのだ。そして久し振りに思い切り日本語を話した。この2か月間、日本人とほとんど合わなかったので、ホッと一息ついた気分になれた。

パースで旧友と会う

 

一周に向けて移動を再開

パースで友人と食事をしてRにもサヨナラを言った。想い出の街パースを後にして、再びのキャンプ生活が始まった。パースより南側は緑も多く涼しいからキャンプがしやすい。

ともかくこれまで走ってきた所は暑かった。夜中に喉がカラカラになって何度も起きて水を補給しないとダメという状況だった。それにくらべれて快適すぎて何日でもキャンプできそうだ。しかし突然話し相手がいなくなり一人の寂しさは数日間ずっとつきまとったのだった。

パースから南下を開始

 

ペンバートンで61mの木に登る

ペンバートンという町に、61mの高さをハシゴで登れる木があった。この木は、ブッシュファイヤーを発見するために使われていた木で、ハシゴと言っても木に棒が刺さっているだけで、落ちたら自分の責任ですよという看板がおいてある。木には簡単に登れたが、非常にあぶない木だ。

ペンバートンの61mの木

 

ドーニーブルックで同室だった友達との再会

この町では木登りの他にもう一つ楽しみがあった。そう、この町に移動してきているドーニーブルックの宿で同室だった人達に会うことだ。

夜になったら宿へ訪ねようと思っていた時、彼女らと偶然にスーパーマーケットで再会を果たした。夜、彼女達と昔話に花が咲く。楽しい!皆でドーニーブロークでまだ働いているのHにも電話した。この先ここまで親しくなれる人達はなかなか難しいかもしれない。

ペンバートンの宿にて

 

ウェーブロック観光

ウェーブロックへ行くべきか、何度も自分に問いかけていた。聞いた話ではウェーブロックはたいしたことはないという事だった。それにそこへ行くにはルートを外れ、数日を費やさなければならない。

正直なところ、はやく一周を完結させて友達をつくって騒ぎたかった。それほどまでにあのパースでの時間は楽しかったし、いろいろな発見があった。それにくらべ、今は走るだけの毎日。刺激がほしい。

オーストラリア南西部の道

街で騒ぐのもツーリングの一部だと思うし、走るだけのツーリングでなくてもいいと思っていた。観光をしなくても発見はどこにでもある。などと考えながらも、結局はウェーブロックへむかっていた。

思ったよりもウェーブロックは良かった。皆に良くない良くないと言われ続けていたので、頭の中でつまらないところと思っていたかもしれない。もし皆がすごく良かったと言っていたら、たいしたものには感じなかったのかもしれない。これまでもそうだった。過剰な期待をしていない時ほど感動は大きかった。

ウェーブロック

 

キバハリアリを見た!

エスペランスとアルバーニーの間で、キバハリアリというアリを見た。体長約2cmで物凄いキバがついているアリだ。アリというより、小さなクワガタみたいだった。

後で知ったのだが、このキバハリアリはハチのようなハリを持っていて、刺されると2週間も痛むらしい。触らなくてよかった。しかしこのアリは不気味だ。俺が動くと動いた方をジロリとにらむのだ。非常に視覚が発達しているということがよく分かった。

オーストラリアは人間にとって危ない生物がかなりいる。ヘビ、サソリ、クモなどが有名だが、危ない生物は割と普通に見かけたりする。ヤバイものは事前にしらべておいて、対処方法も知っておきたいと感じた。

キバハリアリを見たキャンプ場

 

ラッキーベイの雪のような白いビーチとコバルトブルーの海

サウスウエスト地方で一番楽しみにしている所がラッキーベイだった。そこには雪のような白い砂と、透明感あるコバルトブルーの海があった。コバルトブルーと言っても南国の海の色とは少し違う。暖かみが無いのだろうか。少しツンツンしているというか、人をよせつけない感じが漂っている。夏なのに風も冷たい。その海を3時間ほど眺めてラッキーベイを後にした。

ラッキーベイ

 

オーストラリアの温帯

サウスウエストは緑溢れる土地だ。今まで走って来た不毛の大地とは全然違い、緑が心を癒してくれる。この地方は特にオーストラリア人が素晴らしいと感じているようだが、どうも俺にはピンとこなかった。確かに緑の溢れる風景もオーストラリアなのだが、不毛の大地こそオーストラリアらしいと勝手に思っている。

オーストラリア南西部にて

不毛の大地は景色にも変化はなく退屈なのは確かだ。しかし日本では絶対に見る事はできない風景。それにくらべ、サウスウエストの地は日本的に感じるので目新しさを感じないのかもしれない。

そんな事を感じていたので、俺は早くナラボー平原を走りたかった。ナラボー平原を越えてきた旅人が、ナラボーは退屈だと言っていたが、そんな地を走りたい。

オーストラリア南西部の塩湖

 

 

1200kmのナラボー平原を行く

ナラボーへついに突入した。ナラボーと言っても、インディアンパシフィック号の横を通るダートロードの方ではなく、1号線のほうを選んだ。

パースを出た時点では走るつもりでいたのだが、しかし俺は行かなかった。なんとなくイヤな予感がしたのだ。バイクは好調だったが、不調になる予感がしたからかも知れない。自分でもよく分からない。長く旅をしていると妙なカンが働く。後悔していないといえばウソになるが、そのカンを大切にして舗装路にした。

ナラボー平原

ナラボーは皆が言うより単調ではなかった。むしろ変化のある道に感じた程だ。オーストラリア特有のブッシュの道から、サバンナっぽい道へ。そして木のない場所や断崖の海なども現れた。内陸を走るダートへ行っていたらこれは見れなかったと思うと、ダートへ行かなかった事に対する後悔の気持ちも晴れた。それほどまでに素晴らしい景色。

バンダクリフ

道自体に飽きることはなく、定期的にガソリンスタンドがあり、泊まる所にもご飯を食べるとことにも困らない。しかしナラボーはやはり長く感じた。今までは、先へ進むと中途半端な所に泊まらなければならなかった。急ぐ必要もなかったし、急ぎたいとも思わなかった。しかし、ナラボーは定期的にガソリンスタンドがあり、先へ先へと進むことが出来る。急いでしまって長く感じてしまったのかもしれない。

ナラボー平原終点

コメントを書く
  •  

コメントはありません


ページのトップへ戻る