毛虫うごめくキャンプ場【カナダ横断ツーリング・バイク新婚旅行・20日目】
トリプーの日記
平原の何もない風景から、木や湖がある風景へ
叔父さんにはお世話になったうえ、食料もたくさん頂いてしまったので、キャンプの回数を増やして自炊することを2人で誓って出発。叔父さんに見送られながら、ウィニペグの街を後にすることは、Mには少し感慨深かったみたいだね。
ウィニペグをすぎてからは、大平原地帯は終わり、木が茂り、湖がたくさんある地帯に変化していった。道路に少しアップダウンもあるから、走っていても飽きないね。
道路の脇に湖もたくさんあって、真ん中に島がある湖や、草が生えている湖、立ち枯れがある湖、どの湖も美しかったよ。
そんな湖のほとりでヒマワリの種をかじりながら休憩。ヒマワリの種はこちらで売っているお菓子で、ピーナッツを食べるような感覚で食べていたね。
犬にもてあそばれ、水浸しになったM
湖のほとりでのんびりしてたら、おじいさんがクルマで乗りつけ、犬を放して遊び始めた。犬は少し離れたところで湖に入りながら遊んでいたんだけれど、おじいさんが僕達に話し掛け始めたら、犬は近くへ寄ってきた。そして、目の前で湖に入って体をブルブルブル震わせ、Mに水を浴びせ始めた!
おじいさんは悪いとは思ってるらしいんだけど、「スマンスマン、ひとなつっこいからなぁ。」と全然気にとめない!Mは、犬に好かれて水浸し!オマケに近くにおいてあったヘルメットの中も水浸し!僕のヘルメットはバイクのところに置いてあって平気だったけどね。
おじいさん、僕達に一方的にいろいろ話しをして去って行っちゃった。
こんな風に書くとなんだこのじいさんは!!と思っちゃうかもしれないけど、悪い印象はマッタクないんだけどね。元気でやんちゃでお茶目なおじいさん。水をたくさんかけられたMは、どう思ったか知らないけど。
毛虫だらけだったアーロン州立公園のキャンプ場
今日はキャンプ場に泊まる予定でだったんだけど、キャンプ場がすごい所だったんだよ。なにがって、毛虫!毛虫!テントサイトにもテーブルにもはいずり回ってるんだ。
この辺のシチュエーションは細かく書かないことにするけど、いたるところを毛虫が這いずり回っているのを想像してみて。僕でさえ、気持ちわり〜と思ったから、Mも当然そうだろうな。ここには怖くて泊まれないと思ったから、キャンプはやめて宿を探したよ。
このキャンプ場にいた毛虫なんだけど、途中のパーキングにもいっぱいたので、どこへ行ってもいるみたい。以前聞いた事があるんだけど、蚊とか虫とか、夏が短いカナダでは一気に繁殖するらしいんだ。きっと今がそういう時期なんだね。
毛虫は蝶になるのか蛾になるのか知らないけど、夏に向かって成虫になる前段階なんだ。もう少し暑くなって成虫になって、一気に凄い数になって、卵とか産みつけて夏を終えるんだきっと。
でもそれってさ、蚊とか蛾とかが一気に増えるってことだよね?今まで虫には縁がなかったからなぁ。この先が思いやられる・・。
あ、今日のモーテルはキッチン付きだったから、ご飯は自炊だよ。
Mの日記
叔父さんに感謝をしながらウィニペグを出発
叔父さんにお昼のおにぎり(焼きおにぎりと梅干しおにぎり)を作ってもらって、10時くらいにウィニペグを出発。叔父さんには本当にお世話になりました。ありがとうございました!
天気はいいし、景色は最高だし、いい一日のスタートを切ったと思ったのに、結果的には災難続きの一日だったような気がするなぁ。
私をめちゃくちゃにしたイヌ、SID
最初の災難はTの言っているイヌ!!いきなりやってきたまだ一歳なのに大きなイヌ「SID」が私をめちゃくちゃにしたのだ!湖のホトリでゆっくり休んでたのにぃ。
湖に飛び込んで遊んでいたSIDは、私に飛び掛かり、体をブルブルさせて私を水浸しにし、顔をなめられ、手をかじられ、しまいには私の背中におぶさり、それでも飽き足りないSIDは行ったり来たり走り回ってたな。
飼い主のおじいさんも特異なキャラクターで私たちを圧倒していったよ。飼い主に似るんだなやっぱり。でも、人懐っこい可愛いイヌだったけどね。おじいさんもね。
毛虫がたくさん。キャンプをやめてモーテルへ
二つ目は毛虫ね。せっかくキャンプをしようとお尻の痛みに耐えて頑張って進んできたのに、お目当ての公園には毛虫クンたちがモソモソ動いてるの。お〜〜〜〜思い出しただけで鳥肌が出る〜〜〜。
最初はそれでも毛虫の居ないところを探して泊まろうと思ったんだけど、やっぱり良く見れば見るほど毛虫クンはあちらこちらにいるんだな、これが!!二人で思案した結果、ここで寝る勇気はないという意見にまとまり、早々とこのキャンプ場を後にして、少し戻るけれどもモーテルに泊まる事にしちゃった。
でも、自炊したいという強い希望があったので、キッチン付きのモーテルにしてみました。食器もお鍋も包丁も揃っていて便利なのです。
コンピュータが落下。データが壊れなくてよかった
三つ目の災難は・・・というか、私のチョンボなんだけど、Tがベッドの上でコンピューターを操作しているその横を通った時に、コンセントにつまずいてしまって、思いっきりコンピューターが床へ叩き付けられ私の足元へ落ちてしまったのだ!私の体は固まったね。
慌てて Tがコンピューターを拾い上げてたけどね。Tは半分怒ったのをぐっとこらえて、写真の取り込みをしてました。ごめんなさーい!でも、データが壊れてなくてよかった〜。写真が消えてしまうのが一番心配だったのよ〜ん。
<Ontario> 宿泊:ドライデンのキッチン付きモーテル 走行:385km 天気:晴れ
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