震災から8年たった三陸を南下する〜GW東北ツー4日目
2011年の東日本大震災からすでに8年が過ぎました。がれきの山は撤去され、集落という集落に防潮堤が作られました。
通常の姿になるまではまだ時間がかかりそうですが、早く震災の爪痕がわからないほどの三陸に戻ってほしいものですね。
■ツーリング日:2019/5/1
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GW2日目ツーリングコース
むつを出発して有畑・老部川林道を経て下北半島東海岸にスイッチ。その後は八戸まで3日目とほどんど同じ道を戻りました。
八戸からは三陸海岸沿いを下っていきます。国道45号がメインですが、ちょこちょこと海沿いの道へ入って三陸の海岸ロードも楽しんできました。
■ムラサキのラインが四日目(ポイントのマッピングは正確ではありません)
むつの町を出発
あいにくの曇り空で恐山も雲にかくれていました。山が深い所は雨が降るようなので、今日はルートを変えて三陸の海沿いを下っていくことにしました。
有畑林道・老部川林道にルートを変更
北上山地行きをやめたので、下北半島の西海岸を走るのもやめ、林道を1本走ることにして有畑林道へ向かいました。
有畑林道の入口は牧場でなかなかいい雰囲気!林道が向かっている山も雨は大丈夫そうです。
老部川林道は廃道化していました
有畑林道を進み、峠で接続する老部川林道に入る予定でしたが、峠で見た老部川林道は獣道っぽい道でした。もちろん入るのは躊躇!
少し歩いて道路の状況を見て行けそうだと判断し老部川林道に突入!老部川林道は動画でもお楽しみください。
老部川林道の峠付近は荒れて廃道化しつつありましたが、草があまり生えていないシーズンが幸いして通り抜けることが出来ました。
上ソノベ沢林道との分岐から先は普通に走れる林道になりました。
ラムサール条約湿地帯 仏沼アゲーン
林道を通って東側に抜けたので、八戸まで同じ道で戻ることになりました。
途中に3日目に走って気持ち良かった仏沼があったので、再び立ち寄って直線ダートを楽しみました!
小川原湖
仏沼の出入り口のあたりにある小川原湖へも立ち寄って見ました。
仏沼は今の形になる前はこの小川原湖と繋がっていて、水深の浅い場所だったようです。
自分の時間を過ごすのに良さそうな種差海岸
八戸を素通りし、天然芝が気持ちいい種差海岸に立ち寄りました。
海岸を見に行く観光客以外に、本を読んでいる人などもいました。街からも近いので自分の時間を過ごしに来る人も多そうですね。
過去の津波浸水区間の看板
三陸を走る45号線をメインに南下していきますが、以前走ったときにはなかった津波浸水区間の看板が出てきます。
この看板は、海抜が低い津波で浸水した区間に入るとことと出る所に設置されていました。
途中には、どちら方向に行くと浸水しなかった区間が近いかの表示もあり、もしもの時に逃げやすい表示になっていました。
走ってみると分かるのですが、えーここまで?というように思ったより高い位置ま水が来たことが分かりびっくりしました。
八木の町の防潮堤
少し海沿いに出てみることにし、八木という町の港の方へ向かってみました。道路を走っていると集落の先に防潮堤が出てきました。
ここはまだ建設中のようです。防潮堤の外側には港と線路があり、人が住んでいる建物はないようです。
GoogleMapのストリートビューが防潮堤がまだない時のものだったので、同じ場所のストリートビューのを共有しておきます(いずれ防潮堤が出来たものに置き換わってしまうとおもいますが)。
かなり雰囲気が変わっているのが分かるかなと思います。
防潮堤は基本的に集落を守るためにあるので、集落がないところには設置されないようです。
この町の場合は集落がない部分まで防潮堤は作らずに、扉で集落内に水が入りにくいような設計でした。
国道45号線がだいぶ変わっていました
私が三陸を訪れたのは25年以上前だと思いますが、国道45号線自体も道はかなりよくなっており、高速道路のような区間がいくつもありました。
三陸在住の地元の方と少し話しをしたのですが、震災後にかなり道が良くなったようです。
兜岩・つりがね洞を見学
三陸のリアス海岸が険しいからか、南北をつなげるメインの国道45号線は海より少し内陸を走っているので、リアス海岸を楽しむにはそのまま走ってもあまり面白くありません。
時間との兼ね合いを見ながら所々で海沿いの道へ入っていきます。海沿いの道は関東で言えば西伊豆のような雰囲気で、岩と海と曲がりくねった道が特徴です。
まずは兜岩とつりがね洞を見学。晴れていたら海の色がもっと綺麗そうですね。
あまちゃんロケ地、小袖漁港
あまちゃんに興味があったわけではありませんが、あまちゃんのロケ地である小袖漁港へも立ち寄ってみました。ここは北限の海女が活躍する漁港でもあります。
観光用の海女さんのコスチュームはかすりの着物なのですが、漁をするときは普通にウェットスーツを着るみたいですね。じゃないとどう考えても寒いですよね。
野田村の防潮堤
少し野田村の防潮堤を見学していきました。防潮堤のすぐ内側の空き地部分にはもう家を建てないそうです。
野田村在住の方とも少しお話しもできて、貴重なお話しも少し聞けて良かったです。
ここの防潮堤は新設ではなく、もともと高潮などに備えてあった堤防をかさ上げして作り直したようですね。
防潮堤の上を散歩することもできますし、もちろん浜へ下りて遊ぶことも出来るようになっていました。
北山崎・鵜ノ巣断崖は霧のため断念
三陸リアス海岸の風景のメインである北山崎と鵜ノ巣断崖は、霧が発生していてあまり見えない状態でした。
見に行っても仕方ないかなと思い断念。三陸を南下するコースに変えて一番の楽しみがここだったので残念で仕方がありません。
宿泊は、ホテル宮古ヒルズ ステーション店
この日はカプセルホテルです。鍵はロッカーのみで狭いのは狭いですが、アコーデオンで仕切られた個室型なので快適でした。
三陸は昔はそれほどホテルがなかったイメージですが、工事関係者用途などで増えたようですね。
バイクの駐輪場も屋根付きで安心して停めておくことができました。
明日はいよいよ最終日。仙台方面へ南下してそのまま横浜まで帰る予定です。天気は良いようなので美しい風景を楽しみたいです!
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