スタッドボルトを入れてマフラー取り付ける〜天涯レストア16
スタッドボルトを入れ直してマフラーを取り付けました。マフラーが綺麗になると気持ちいいですね。
今回はスタッドボルトを交換して、耐熱塗装をしなおしたマフラーを取り付けて行きました。
<スポンサーリンク>
スタッドボルトを抜く
スタッドボルトとマフラーナットが錆で固着し、マフラーを取り外すときにスタッドボルトも一緒に抜けていました。
スタッドボルトも交換予定だったので、まぁいいんですけどね。
通常のスタッドボルトの交換では、スタッドボルト抜き工具かダブルナットでボルトを外します。
古いバイクのスタッドボルトを抜く際に注意することは、浸透潤滑剤をしっかり吹きかけておくこと。
8mmのスタッドボルトは折れにくいですが、6mmのスタッドボルトは折れやすいので慎重に。
折れそうならいったん中止して潤滑剤を吹きかけて別の日にチャレンジするのがいいかなと思います。折れる時はあっけなく折れますが・・。
マフラーを外したところです。ガスケットが入っているのでそれも外しておきました。
マフラーを外した時に日記はこちら
スタッドボルトの取り付け
エンジンにスタッドボルトを取り付けています。
スタッドボルトには長さの違いなど向きがあるので間違わないようにします。天涯は短い方がエンジン側ですね。
スタッドボルトは両側がネジになっていますが、2通りの回す方法があります。
1つめはダブルナットで取り付ける方法。
古いネジでやってみますが、このようにダブルナットにすることでナット部分を工具で回します。
実際は錆びているナット部分にナットを2つ入れて使います。
もう一つの方法がスタッドボルトプーラーという工具を使う方法。
ネジを穴の中に入れて回すとネジをつかんで回せるようになります。専用工具なので確実性が増しますね。
ダブルナットでしかやったこと無かったんですが、A型のスタッドボルトも交換したいので買ってみました。
買ったのはコーケンの8mm。最近コーケンが気に入っています。
私も使った事が無いので、古いボルトを入れて回してみてどんな感じになるのか試してみました。
ネジを押さえてスタッドボルトプーラーを回すとネジがロックします。なるほど。
ボルトを抜く時にダブルナットだと苦労する場合でもあっけなく抜ける場合もあるみたいです。
その辺はさすが専用工具ですね。
スタッドボルトを取り付ける前にネジ穴を綺麗にしました。
もし中が錆びたりゴミがひどい場合はタップを立てた方がいいですが、穴は錆もなく綺麗だったのでケミカルとエアーで清掃。
スレッドボルトを入れる時は、ネジのカジリや固着、錆対策としてスレッドコンパウンドという耐熱グリスを塗りました。
ワコーズ製のスレッドコンパウンドは-30度から850度までが使用範囲で、主にエンジンまわりの熱がかかるボルトに使います。
私はスプレータイプを使っていますが、チューブタイプもありますね。
そしてスタッドボルトをトルクレンチを使って指定のトルクで締めます。
(サービスマニュアルに書いてない場合もありますが、トラブルが起こると面倒な場所なので分かってからやってくださいね)
スタッドボルトを取り付け終わりました。これでエキパイが取り付けられます。
マフラーの取り付け
エキパイを取り付けますが、エキパイのステーは新品にしました。
新品部品はもう廃番なのですが、KLR650A型に使うために買っておいたものがありました!
KLR650A型の方は天涯についていたものより程度が良かったので、そちらは塗り直して使おうかと思います。
天涯についていた古いものも保管しておきますけどね。
ガスケットをセットしてエキパイを取り付けました。マフラーナットも規定のトルクで締め付けました。
ガスケットをセットしてサイレンサーも取り付けました。
つなぎ目をとめる金具は新品に近いものがついていたのでそのまま使用です。
最後にヒートガード類を取り付けました。ここもスレッドコンパウンドを塗ってから取り付け。
エキパイ側の前側のネジ部分は腐食でネジが停まらない状態だったので、ワッシャをかましてとめました。
後ろ側のヒートガードのネジを頼んだ時にマフラーのボルト類も注文したので全体的に綺麗になりました!
これでマフラーは完成です!
次はいよいよリア回りですが、固着ぎみのリアブレーキをオーバーホールしたいと思います!
コメントはありません