北極圏の平原でどこからともなく湧き出る蚊【旅の記憶】
July,1998 Honda XR100
アラスカのフェアバンクスから北極海に面したプルドーベイへ通じる道がダルトンハイウェイです。
ハイウェイと名が付いていますが、砂利道区間が700km弱あります。
日本で言うところの「酷道」ですかね。それよりひどいか・・。
その道を、北へ北へどんどん進むと、森の針葉樹林がどんどん低くなり、まばらになり草原になっていきます。
学校で習ったタイガやツンドラ、学校の授業ではピンとこなかった風景がそこにありました。
その何もない平原で、バイクを停めて休んでいると、顔のまわりに、何匹もの蚊がまとわりついてきます。
なんでこんな所に蚊が・・、と思うのですが、雪や氷が溶け、湿地のようになり、地面に水がたくさんある北極圏のツンドラ地帯は蚊がとても多いらしいのです。
世界的にも有数の蚊の生息地。学校で習わなかった真実!
白い道が緑の草原と丘の上へ続く素晴らしい風景があるところで休憩し、写真を撮った後しばらくするとすごい数の蚊が寄ってきます。
ヘルメットを付けたまま、「プーン」という蚊の飛んでいる音を聞きながら、しばらくの間景色を見ていましたが、耐えられなくなって退散。
もっとのんびり眺めていたかったのに!
北米バイクの旅の日記はこちらで見れます。興味があれば是非読んでみてくださいね。
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