ボンスンのスパイクタイヤのインプレ〜雪の林道を走る!
すっかり春になってしまいましたが、BONSUN(ボンスン)のカブ用スパイクタイヤで雪道を走りたくて、雪のある林道にお出かけしてきました。スパイクの効きが分かるアイスバーンはもちろん、前日に少し降った雪でフカフカとまではいかないまでも少し深さのある雪も走ってくることが出来ました。
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BONSUN(ボンスン)のスパイクタイヤって?
BONSUN(ボンスン)というメーカーが出しているスパイクタイヤです。原付はスパイクタイヤが禁止されていないので、主だった原付のタイヤサイズのスパイクタイヤが販売されています。
装着時の記事はこちらになります。
BONSUN(ボンスン)のスパイクタイヤは、厳冬期の北海道ツーリングに行く人達のタイヤとは比べものにならないスパイクピンの少なさですが、これくらいのスパイクピンの数でもアイスバーンでそこそこ効くようです。
ピンの数が少なさはデメリットにも感じますが、舗装路が走りやすいというメリットもあります。除雪がされる所ではこのくらいのスパイクピンの数で十分なのだと思いますが、さてさて林道ではどんなパフォーマンスを見せてくれるでしょうか。
実走動画!雪の林道をボンスンスパイクタイヤで走る
BONSUN(ボンスン)スパイクタイヤがどのくらい走るかは、実走動画を見れば一目瞭然です!山の中の林道のアイスバーンでも十分に使えました。林道走行だけしかしていませんが、町中での走行も気を付けて走れば問題なさそうに感じました。
アイスバーンでの走行
アイスバーンにのった時、ノーマルタイヤのようにいきなり転ぶということはありません!車体をあまり倒さずに進めば平らなアイスバーン上を問題なく走れてしまいます。ピンは少なくてもさすがスパイクタイヤです!
ただし、凍ってしまった轍の凸凹にのってしまうとハンドルを取られ滑って怖い思いはします。条件が悪くなればなるほどスパイクピンの数が少なさが弱点にはなってきますが、それでもスパイクピンがある効果は大きいです。いきなりの転倒はしませんからね!
多少車体が振られても、原チャリの車重であれば比較的ラクに立て直すことが出来ました。ピンが少ないので、がっちり氷に噛むという感じではありませんが、アイスバーンでボンスンのスパイクタイヤは十分実用的に感じました!
林道の下りでのブレーキですが、かなり制動距離は伸びます。かなりスパイクピンは効いていて、ノーマルタイヤだとずっと滑っていってしまうような所でも停まることが出来ました。
圧雪路での走行
轍の深くない圧雪路であれば、普通に走れてしまいます。BONSUN(ボンスン)のスパイクタイヤは、スノータイヤにスパイクピンを打ってあるので、圧雪路は普通に走れるくらいでないと困りますけどね。
スパイクを打ってあるあるので、急に凍ったところが出てきても安心して対処できました。圧雪路の発進もまったく問題ありません。圧雪路はこのタイヤが一番得意とする場面だと思います。
除雪された国道なども問題なく走れると思います。もちろんバイクゆえのスリップ転倒リスクは大きいので、車のようにスピードを出せないため、車とのスピード差や轍を乗り越える怖さはあると思いますが、安心して走ることが出来ると思います。
雪が深め・轍の深めでの走行
新雪とまで言えませんが、前日の雪が少し降った後に車が1台通過した道を走りました。走るとそれなりに車体も沈むので、轍がまったくない部分をひたすら何キロも走るのは難しいかなと思います。轍がない深い雪は、さすがのスノータイヤと言え、押しが入る場面も何度もあるかなと・・。
雪が深めのところは、車の轍の上を走ってもステップが雪面に当たってしまうので、バイクの上で歩いているような状態になりました。
タイヤのグリップは問題ないのですが、人間がしんどい・・・。息が上がり、足の付け根が痛くなりました。これはもうタイヤの性能というよりも、最低地上高とか、体力とかの問題の方が大きいような気がしました。
舗装路でのスパイクタイヤの性能
スパイクピンの数が少なめだからだと思いますが、案外普通に走れるなという印象でした。油断すると滑るので怖いのですが・・。
一番怖かったのは雨の舗装路。かなり怖かったのでコーナーでのペースはかなりゆっくりになりました。路面の良い山間の舗装路も思ったよりも怖かったです。ゆるいコーナーでもたまに浮き砂利を踏んだようにフロントが少し滑る感じなのでした。
逆に、路面に葉っぱや砂利があるような舗装林道では、それほど怖さを感じなかったのが不思議でした。また、コーナーの少ない国道や町中も違和感少なく走れました。
普通のオフロードタイヤから比べると大幅にペースを落とさなければいけないシーンも多々ありますが、雪上性能と舗装路での性能のバランスは悪くない気がしました。
ピンが少なめでもかなり使えるボンスンのスパイクタイヤ
舗装路もぼちぼち走れて、雪道では十分なグリップを発揮してくれました。スノータイヤにピンが打ってあるBONSUN(ボンスン)のスパイクタイヤは、普通のオフロードタイヤと違っていきなりの転倒がないところが非常に良かったです。
スパイクピンがはじめから打ってあるリーズナブルな汎用品ですが、ボンスンのスパイクタイヤは雪道でかなり遊べるタイヤでした!
思ったよりも走れてしまうので気をつけて
絶対スタックする!みたいなシーンはなかったので、スタックすることもありませんでしたが、転倒は一度しました。いきなり転んでいないので、体力があれば持ちこたえられるタチゴケのような転び方でした。
普通の雪道はかなりグリップするタイヤですが、フルピンのスパイクタイヤではないので、凍った轍の段差はかなり滑ります。転倒リスクのあるバイクなので、スピードは抑えめに走りましょう。
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気になる方はこちらも是非読んでみてください。
雪の林道!! どこだろう!?
まだこれだけ雪の残っている路があるんですね。
雪道は中途半端にうっすら積もり、下がアイスバーンになってた国道299の麦草峠越えをBAJAで走り酷い眼にあった事があります(汗)。
雪道走りたくて、実は車にバイクを積んでけっこう遠くまで行ってます^^;
地元で一度くらいちゃんと降ってくれればよかったのですが・・・。
ノーマルタイヤでアイスバーンを走ったことありますが、予告なくすべりますよね〜^^;
その点スパイクはすごかったです。
問題なく走れそうなので、地元で降ったら富士山あたりまで自走で行ってみたいですね。