カワサキ天涯を増車!!KLR650天涯とA型の見比べも!
カワサキのビッグオフローダー、KLR650B型・天涯が我が家にやってきました。友達のバイクでしたが手放すということで突発的な増車になりました。
現在乗っているKLR650A型の派生モデルですが、カウリングやフロントまわりが違うだけでかなり印象が違いますね。
走れる状態ではないのでちゃんと比較もできませんが、A型との見比べもしてみたいと思います!
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カワサキ天涯を突発的に増車
カワサキのビッグオフローダー KLR650天涯が我が家にやってきました。
友達の家で保管されてたカワサキ天涯ですが、手放す時は声かけてと言っていたので突発的に増車となりました。
声をかけておいたのは、格好いいし乗ってみたいという願望が大きいですが、イザと言うときにKLR650A型で使える部品も多いからです。
友達もいつかは走らせるつもりでしたが現在は不動車なので、軽トラックでピックアップして運びました。
あまりに突発過ぎて車検や整備をする余裕がありませんが、余裕が出来たら走れるようにしたいと思います!
KLR650天涯の納車動画
天涯の納車を記念して動画も作ってみました。短いので是非ご覧ください〜。
カワサキ 天涯ってどんなバイク?
古くからのオフロード乗りなら雑誌などで見たことがあるものの、現車は見た事ないという人が多いバイクです。
私の乗っているKLR650A型の派生形として、パリダカスタイルで1989年から1992年まで生産されました。
独特な「天涯」という名前なので、雑誌などに掲載されるととても目を引きましたね。
スペック自体はほぼKLR650A型と一緒ですが、独自のカウリングやフロント2ポッドキャリパーが装備されているのが特徴です。
外装以外では、主にフロント側に手が加えられ、KLR650A型の不満点を進化させました。
スペックを簡単に紹介すると・・・
水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒651ccのエンジンを搭載し、48psの出力を発揮します。(たぶん仕様によって若干違います)
車両重量は180kg(乾燥重量159kg)。今は250cc単気筒オフ車が130〜140kgまで重くなっているので軽量に感じるかもしれませんね。
シート高は870mm。当時の免許制度、足付き性、日本の林道との相性の悪さもあり、A型と同じくあまり売れませんでした。
「KLR650B型 天涯」と 「KLR650A型」を見比べる!
走れるようになったらしっかりと比較もしてみたいですが、ざっくりと眺めて比較をしてみました。
「天涯」の外観の特徴はフルカバーのカウリング
エンジンやリアまわりなどの構成はほぼ同じ、KLR650A型とKLR650B型・天涯の大きな違いは外観です。
パリダカスタイルのカウリングが格好いいです!ウインカーもビルトインされていてシャープですね。
フルカバーされた外装パーツは空力までも考えていそうな雰囲気が漂い、パリダカイメージにはピッタリです。
でも、ビルトインのウインカーはオフロード走行を考えるとコケたときが怖いですね・・・。フルカバーの外装も割れそうですし・・・。
ウインカーの形状はGPX250R2と似ているので、その辺から流用していそうですね。(倒して壊した時とどうしても考えてしまいます)
対してKLR650A型です。フルカバーされておらず、ライトカウル、シュラウドから構成され、ウインカーも通常のタイプです。
カウルで覆われている部分はほぼ一緒なのですが、見た目はかなり違いますね。
オフロード走行のことまで考えると、こういう基本的な構成の方が倒してしまった時に安心できます。
独特な漢字を使った車名が印象的な「天涯」
KLR650Aから派生したKLR650Bですが、天涯という名前が付けられました。
どうして天涯なのかわかりませんが、砂漠を行く天涯孤独なイメージを想像してました。
英語にすると「TENGAI」ですが、日本人的には「えっTENGA?」と一瞬間違えてしまう名前としても有名・・・。
こちらがタンクからライト回りのA型です。A型もライトカウルはフレームマウントですが、タンクやシュラウドとの間が空いています。
KLR650A型には漢字の呼称はもちろんありません。B型の天涯以外はKLR650と呼ばれるので、天涯は特別車のイメージですね。
高速走行性能を高めた「天涯」、悪路に強いA型
外装から分かるように天涯はデザートバイクを意識しているからか、フロントがダウンフェンダーなのも特徴。
スペックからは分からない部分ですが、高速走行性能は天涯の方が上ですね。
逆に泥地はフェンダーに泥が詰まってしまって走れない形状です。
フルカバーされた外装もそうですが、オンロードや砂地をハイスピードで走るイメージなんでしょうね。
写真はカバーがされていて分かりませんが、フロントキャリパーも2ポッド化されて止まることも強化されています。
対してKLR650A型はアップフェンダーです。泥が詰まることもない形状なのでオフロードの悪路向きです。
フロントブレーキは1PODキャリパー。KLR650A型の欠点の一つで本当にブレーキが効きません。
天涯は1989年から1992年まで生産されましたが、KLR650A型はこのブレーキのまま1987年から2007年まで生産されたのが驚きです・・・。
「天涯」のメーターはフレームマウント
天涯のスピードメーターはフレームマウントされています。そのためハンドルまわりがスッキリして軽く感じました。
メーターはスピードメーター、タコメーター、水温計。丸い形状のメーターがついています。なんというか現代的。
この天涯の走行距離は約9万キロ。乗ってみないと分かりませんがエンジンがちょっと心配ですね。
写真にはでていませんが、スイッチまわりもA型から一新されています。ウインカースイッチはプッシュキャンセル式でした。
KLR650A型のメーターは四角いスピードメーターと丸いタコメーターの組み合わせで、中央に水温計がついています。
ハンドルにマウントされているので、ハンドル回りは見た目に重くかんじます。
先ほど書いたハンドルスイッチ回りですが、A型はプッシュキャンセル式でもないので古くささがすごいです。
エンジンやリア回りはほぼ一緒
ギア比などまでチェックしてませんが、初期のKLR650A型とほとんど変わらないエンジン構成です。
細かな取り付けも違いますが、A型のパーツが流用可能な部分が多いのは嬉しいところ!天涯専用パーツはみな廃番なそうなので。
上のカウルと上手に繋げて一体感を出しているアンダーガードが格好いいですね。(ダート行ったら割りそう・・・)
こっちがA型のエンジン。後付けパーツがいろいろ付いていますが見た目はほぼ一緒ですね。
テール部分やマフラー、荷台、シート形状も一緒です。ウインカーは丸タイプからGPZ系に使われていそうな角タイプになっていますね。
写真だと分かりませんが、サイドカバーは流用可能ですがスリットの位置が違いました。
これも写真ではこの天涯はイギリス仕様なのでロングフェンダーがついていました。ロングフェンダーは格好いいのですが、タイヤ外す時に当たるので嫌い・・・。
こちらがKLR650A型のリア回り。よく見比べると、天涯はリアカウルにウインカーがマウントされてますが、A型はキャリアにマウントされています。
一通り整備して車検も取りたい!
外装やシートは写真で見るより思ったよりヤレています。サスペンションもオイル漏れしてるし、ブレーキもスカスカで効きません。
ホイールも前輪はかなりサビが進行・・・。タンクの中もサビサビです。
でも嬉しいことに、友達が新品タンクをくれたこと!新品といっても若干錆びがあったりシミがあったりしますが、これは貴重です!
明らかに現在のタンクより状態がいいので、燃料タンク回りは安心できる状態になりそうです。
エンジンは15年前の時点ではかかっていたみたいですがそれから動かしていないので、キャブレターはOHでしょう。
最初にエンジンかける前にプラグ穴からオイル少し入れて手回しでエンジンを回してあげたほうがいいかもですね。
車検を取って乗るには一通りオーバーホールや部品交換が必要ですが、A型の手持ちが使えたりもするので資金に余裕ができたら整備開始したいです!
若い頃に伝説的なバイクと思えた天涯・・乗ってみたいですよね〜!
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こんにちは。
名前だけはうっすら記憶していますが、どんなバイクだったかは全く覚えていなかったです。
オフロード系からツアラー系に仕立て雰囲気ですね。
初代のホンダトランザルプ的なコンセブトだったのかな!? トランザルプは400でしたからそこそこ売れましたけど、当時650ccは少し敷居が高かったですよね。
こんにちはー。名前だけはなんとなく聞いたことあるけど、見た事ないバイクですもんね〜。
パリダカレプリカなのでレーシーとも言えそうですが(笑)、実質ツアラーですね。
もっともA型もツアラー要素も強いのにオフロード要素も強いので、見た目の違いで売ろうとしたんですかね?^^;
当時は大型自体が乗れる人すくなかったので、難しかったですよねー。