自転車に最適な花粉症対策マスク3選
本格的な花粉のシーズンが始まりました。私はいろんな花粉アレルギーを持っているので年がら年中大変なのですが、杉やヒノキの花粉シーズンは特に憂鬱です。
自転車通勤は距離が短いのでまだ良いですが、休日に自転車で長時間走ってしまうと翌日まで調子が悪くなり、ひどい時のそのまま副鼻腔炎になってしまいます。
そうならないようにするには、サングラスやマスクで対策をして走るか、走るのをやめるかです。
マスクを付けての自転車は何かと制約があるのですが、これまでに花粉をいままでいろいろマスクを試してきたので、メリットデメリットやおすすめのマスクを紹介していければと思います。
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マスクをしなくてもいい体質にする選択
マスクの情報が少し古くなってしまったので、杉花粉シーズンにマスクをしなくても大丈夫になる舌下免疫療法による杉花粉の根治療法について追記します(2023年4月)。
色々なマスクを試してきましたが、自転車に乗るときにはマスクをしないのが一番です!
舌下免疫療法という耳鼻科などで行われている根治療法を3年ほど受け、杉花粉シーズンにマスクをしなくてもなんとか大丈夫なほどになりました。
それでも丸一日吸い込むと翌日はおかしいですが、頭痛が起こってどうしようもなくなる状態ではなくなりました。
正規の医者で行われている治療ですので、興味があればこちらの記事も是非お読みください!
選択肢がありそうであまりない、自転車に使えるマスク
一番の老舗はやはりresproでしょうか。これが出た時は画期的で、最近のスポーツマスクの原型になっています。最近はナルーマスクを使っている人も見かけます。
この2つが2大メジャーブランドでしょうか。最近はそれを模した中華製も見かけるようになりました。
フィルター交換式、洗えるもの、それから私が愛用している使い捨てタイプもあります。
私は主に排気バルブ付きの使い捨てマスクはポタリング用に、普通のマスクを短距離の通勤用に使っていますが、ロードレーサーで本格的にスポーツ走行はちょっと厳しい装備ですが、ポタリングレベルでは快適に過ごせるようになりました。
普通のマスクはだめ?自転車用の花粉マスクを選ぶポイントは?
休日に外を1時間〜丸1日走るのであれば、排気バルブが付いていることが第一条件です。
その上で、フィルターが洗いやすい、交換しやすい、などもポイントになってきます。それから一日中つけるものですから、顔にフィットするかどうがとても重要でした。
普通のマスクはどうなの?と思いますが、お買い物や通勤で30分程度しか乗らないのであれば、普通のマスクも充分に使えます。
それ以上になってくると、どんなに息が上がらないように走ってもマスクの中はびっしょりになってきて、とても不快になってきます。
ナルーマスク「F5s」
(2023年追記)ナルーマスクが普及して花粉対策マスクとしてはポピュラーな製品となりました。
ナルーマスクを最近見かけるようになりました。花粉用として考えると、F5sが良いと思います。
ナルーは防寒・紫外線対策用も含めて、首のあたりまであるモデルが多いのですが、日花粉シーズンに使うことを考えると首まであると暑いと思います。
F5sは前後で荒さの違うフィルターがついていて、細かい方のフィルターを口側にすることで花粉をブロックします。このマスクの良いところは、洗えるということでしょうか。
交換フィルターが必要ないので、繰り返し洗って使えます。洗って使えるのは利点ですが、衛生的に毎日の使用には向きませんので、休日用になるのかなと思います。
見た目に反して思ったよりも通気性も考えられて作られているのですが、私は肌をピッタリと覆うのがダメでした・・・。
形状は合う合わないがあるのでなんとも言えませんが、花粉はカットしてくれますのでそういう面では最初に試してみるマスクだと思います。
使い捨ての山本光学N95マスク排気弁付き7500V
いくつかのスポーツマスクを使ってみたものの顔にフィットしなかったので、何か良いものはないかと探していた時に、見つけたのが山本光学のN95マスク(排気弁付き)です。
このマスクは性能面でN95という規格をクリアしているので、花粉にも問題なく使えます。
素晴らしいとことは「排気弁が付いている」「使い捨てな」「頭の後ろにゴムを回すタイプなので手軽」なことです。
また、ほとんどの人の顔にフィットすると思われる形状もいいですね。立体マスク的な形状でしっかりしているので、口まわりは密着せず快適です。
工業用のマスクとしては、普通のマスクに見えるのもポイントが高いです。
使い捨てなのも非常に使い勝手がよく、一日走ってきたら捨てるだけ。次に使う時は新品なので、非常に衛生的です。カバンに忍ばせておいて、花粉がだったら使うことも気軽にできるのがいいですね。
またフィルター交換式のスポーツマスクと比較して、ランニングコストが安いのも良いところです。
私は花粉時期にはスピードを上げて走ることがないのですが、スピードを上げて心拍数が高くなってくると排気の流量が足りないことが欠点でしょうか。あとはあまり売っていないことですかね。
ロードである程度スピードを上げたい人には不向きかもしれません。心拍数を上げないポタリングにはおすすめです。
ちなみに装着するとこんな感じになります。
レスプロ「スポーツタマスク」
スポーツマスクのパイオニア、レスプロのスポーツタマスクも性能としてはとてもいいです。スポーツ時の息のしやすさの面では、こちらの方が圧倒的に上です。
排気バルブが二つ装着されていて、流量が大きいものが付いているので、多少のペースアップでも比較的呼吸はラクにできます。
レスプロには、「スポーツタマスク」「シティマスク」「エアロ/アレルギーマスク」とあるのですが、シティーマスクと比べて、頬の部分がメッシュになっているので通気性もあります。(汗をかくほどのペースにすると、頬は不快になりマスク内もびしょ濡れになってくるんですけどね・・)
なので、せっかくレスプロを選ぶなら、スポーツタマスクが良いと思います。
ちなみに、もう一つのレスプロの商品の「エアロ/アレルギーマスク」は伸びないアウターが厳しかったです。サイズがよほどピッタリでないと厳しい。
レスプロマスクも一番のネックは顔にフィットするかです。フェイスマスクのように後ろで留める方式なのですが、私の顔にはまったくフィットしませんでした。
また、ノーズクリップをどんなに調整しても鼻が痛くなってくるのもだめでした・・・。
しかし、ネット上にはフィット感が素晴らしいという声もあるので、もし顔にフィットするのであれば非常に買いだとは思います。(この製品の中華製版ものもかなり出てきましたね)
フィルターは交換式なので、交換フィルターをちゃんと変えれば衛生的に使えます。代えフィルターは少し高いので、日々使うというよりは休日のスポーツ走行を目的とする人におすすめです。
マスク対策をしても、花粉の時期の自転車は厳しいものです。薬もしっかり飲みつつ、あまり花粉を体内に取り込まないよう、無理のないように走りましょうね。
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