ヴェルニー公園を散策しよう!軍艦やティボディエ邸を紹介
軍艦が見れることで知られる横須賀のヴェルニー公園は、自転車で立ち寄ったことは何度かありますが、ちゃんと歩いて見たことがなかったので散策しに行ってみました!
横須賀のヴェルニー公園の軍艦はもちろん、5月にオープンした「ティボディエ邸」も見学。ゆっくり歩いて散策した日記をどうぞご覧ください!
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ヴェルニー公園の隣のCOASKAから散策開始
夕方少し早めに横須賀に到着し、COASKA(コースカ)の駐車場に車を停めました。COASKA(コースカ)はヴェルニー公園の隣にあるショッピングセンターです。
ショッピングやレストラン、ボウリング場などのアミューズメントも楽しめる施設で、1階には軍港巡りの受付もあります。
今回は行った時間が遅くて運行時間外が終わってましたが、軍港巡りの船は一度は乗ってみたいですね。
約15分のクルーズで、10〜15時までの間で1時間おきに出船しています。天候が良い場合は当日券も販売されますが、確実に乗りたいのであれば予約をしておくことが必要です。
COASKAからヴェルニー公園へ向かう途中にお洒落なスターバックスがありました。海を眺めながらコーヒーを飲むのもいいですね!
「ティボディエ邸」で横須賀製鉄所を学ぶ
日本近代化の礎となった横須賀製鉄所の歩みを展示しているのが、横須賀近代遺産ミュージアム「ティボディエ邸」。行くまでこのような施設が出来ているの知りませんでした!
建物自体は横須賀蹄鉄所副首長のジュール・セザール・クロード・ティボディエが住んでいた官舎で1、869年(明治2年)頃に建てられました。
復元されたティボディエ邸ではさまざまな展示がされています。入場無料なので時間があれば寄ってみる価値はありますよ。(シアターは別料金です)
ということで中に入ってみました。小さいながらも見応えのある展示物や説明パネルがあり、昔の人の偉大さを感じることが出来ました。
小栗上野介(忠順)がアメリカから持ち帰った1本のネジも特別展示してありました。ドラマで使われたのはレプリカだそうですが、こちらの展示は本物だそうです。
NHK大河ドラマ「青天を衝け」がやっているので、小栗上野介(忠順)やレオンス・ヴェルニーを身近に感じる人も多そうですね。
江戸幕府の勘定奉行であった小栗上野介(忠順)や、フランスの海軍技師であったレオンス・ヴェルニーは、横須賀製鉄所などを建設して日本の近代化に貢献した人物です。
そんな説明を一生懸命してくれるのが、袴姿のスタッフさん。横須賀にあった学校の衣装を模したものと言っていましたが、袴姿のハイカラさんを見れるだけで言ってみる価値はあると思います!
軍艦や軍港が楽しめる「ヴェルニー公園」
COASKAとティボディエ邸を先に紹介してしまいしたが、ヴェルニー公園は軍艦が見れる公園として知られている公園です。
公園にはいると、空母や潜水艦など横須賀の軍港に停泊している軍艦が見えてきます。
入口を入ってすぐに最初に目についたのは、非自走水船という米海軍の支援船。前向きに停泊しているのですが、たぶん「YWN-82」という軍艦に水を補給する船です。
非自走船なので、他の船に曳いてもらって移動します。平べったくて妙にカッコイイですよね。
その奥に停泊していたのが、「そうりゅう型」の潜水艦。船尾の舵の形がX型なのが特徴です。船尾の舵が斜めV字型に海面上に出ているのが分かるでしょうか。
「そうりゅう型」の潜水艦は何隻もありますが、番号も書いていないので私には艦名まではわかりません。詳しい人であれば分かるのかもしれませんね。
そしてさらに奥には、「APL40」という米海軍の宿泊船です。横須賀に停泊中の艦船の乗組員の宿泊施設になっているようです。1945年製の船でかつては自走できましたが、エンジンなどは撤去され非自走船になっています。
さらにその奥には、「おやしお型」の潜水艦が停泊していました。こちらは後部の舵が十時型なので、垂直に海の上へと飛び出しています。「おやしお型」のほうが「そうりゅう型」より古い設計です。
そして「護衛艦かが」と「護衛艦きりしま」。似たような護衛艦が停泊している時もよくみると船が違ったりします。この護衛艦がある風景がヴェルニー公園の目玉ですね。
簡単に船を紹介すると、左にいる護衛艦は「かが(DDH-184)」。いずも型護衛艦の2番艦でヘリコプター搭載護衛艦です。いずれは戦闘機のF35Bも搭載するかもしれません。
右奥にいる護衛艦は「きりしま(DDG-174)です。こんごう型イージス艦の2番艦で艦隊防空能力が高い船です。弾道ミサイル迎撃能力もあります。
イージスシステムを搭載した艦をイージス艦といい、敵を正確に探知できる能力や高度な情報処理能力を備えています。8角形のプレートみたいのがついているのが特徴です。
ヴェルニーの功績と横須賀製鉄所の意義を伝えるヴェルニー記念館
ヴェルニー公園の西側まで来ました。こちら側にはJR横須賀線・横須賀駅があるので、電車で来るとココから散策が始まるかもしれません。
ここにはヴェルニー公園にはヴェルニー記念館という展示施設があります。ヴェルニーの功績と横須賀製鉄所の意義を伝えるための展示がしてあります。こちらも入館は無料です。
迫力ある戦艦陸奥の主砲
ヴェルニー記念館の前には、1921年(大正10年)に就航した戦艦陸奥の主砲が展示されています。戦艦陸奥は横須賀海軍工廠が技術の粋をあつめた戦艦です。
陸奥に搭載された41センチ砲自体は、日本製鋼所の室蘭製作所で造られたものですが、横須賀で陸奥を改修した際に搭載されました。長さ約18.8、重さ約102トンの砲身はとても迫力がありますよ!
レオンス・ヴェルニーと小栗上野介(忠順)の銅像
ヴェルニー公園内には、小栗上野介(忠順)とヴェルニーの銅像が設置されています。横須賀という地で活躍した偉人です。
小栗上野介(忠順)は幕末の日本近代化を推進した人物で、洋式軍隊の整備や横須賀製鉄所の建設にたずさわりました。
レオンス・ヴェルニーはフランスの技術者で、横須賀製鉄所や造船所の建設を指導しました。他にも観音崎や城ヶ島灯台の建設など多くの建設に関わっており、日本の近代化を支援した人物です。
広々としたフランス式庭園の公園
ヴェルニー公園はフランス式庭園の形式がとりいれられた公園としても知られています。フランス式の花壇や噴水などが配置され、広々とした平らな庭園が広がります。
洋風あずまやがあったり異国情緒も感じることが出来る公園なので、軍艦に興味がなくても楽しめると思います。
ヴェルニー公園のさまざまな碑
また、ヴェルニー公園にはさまざまな碑があります。写真手前のは国威顕彰の碑、その奥は軍艦長門碑、軍艦沖島の碑、正岡子規の文学碑と続いています。1枚では写しきれないほどの石碑があります。
この石碑の場所は人通りが少なく、日陰がたくさん出来ることもあって猫ちゃんがたくさんいました。猫好きも立ち寄るべき場所ですね。
夕方のヴェルニー公園
帰る前に夕暮れ時のヴェルニー公園も歩きました。夕焼けが見れる公演なのでこの時間帯もいいですね!ちなみに夜も綺麗だそうですよ。
夕焼け空の下の護衛艦もいいですね。
噴水の向こうに見える夕日もまた良かったです。
ヴェルニー公園の駐車場
ヴェルニー公園のCOASKA側に公園用の駐車上があります。cは1時間420円(以降30分210円)ですが、台数も少なめで17:30に終わってしまうのが難点です。
公園の隣にあるショッピングセンターは、6:00〜24:00まで。60分500円の駐車料金です。料金もあまり公園駐車場と変わりありませんし、お買い物をすれば無料時間があるのでこちらもおすすめです。
景色をながめながら自転車を押して抜けてしまっていたヴェルニー公園をゆっくり見てまわりました!軍港を感じながら気持ちよく歩ける公園なので是非行ってみてくださいね!
アメリカと日本の文化が融合した横須賀の街を見て回ろう!
横須賀の街は米海軍の基地もあり、独特の文化を持つ街です!軍港を回ったり、ネイビーバーガーを食べたり、横須賀海軍工廠のことを学んだり。
1日では回りきれないほどのスポットもあり独特の異国情緒も楽しめるので、気になるスポットを見つけて是非いろいろ行ってみてくださいね!!
ヴェルニー公園の場所はこちら
電車の場合 → JR横須賀線・横須賀駅から徒歩1分 または 京急線 汐入駅から徒歩5分
車の場合 → 横浜横須賀道路・横須賀ICから本町山中道路の利用が便利です
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