AX41のタイヤライフ&リアタイヤ交換作業レポート
車検を前にしてKLR650のリアタイヤを交換することにしました。夏の暑い中のリアタイヤ交換作業は本当にイヤなのですが仕方ありません・・。タイヤは前回と同じくブリジストンのAX41にしました。今回はAX41のタイヤライフやタイヤ交換作業を書いていきたいと思います!
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ブリジストン AX41のタイヤライフは?
タイヤ交換作業の前にAX41のタイヤライフについてちょっと書いておきます。リアタイヤを交換したのは2年前ですが、距離は約4200kmでの交換になりました。
車検前なので取り替えてしまいましたが、もうちょっと使えそうなのでKLR650の場合で頑張って5000kmくらいでしょうか。重量があるバイクだともっと持たないかもしれません。
私はもう乗る時間があまりないのでいいですが、距離を乗る人だと少し選びにくいタイヤかもしれませんね。ちなみにリアはかなり減っていますが、フロントタイヤはまだまだ山があります。
AX41の性能はとても気に入りました。アドベンチャーバイクで普通の人が行くオフロードであれば、走破性能はまったく問題ありません。多少ぬかるみが出てきても大丈夫です。
また、アドベンチャーバイク用としてはオフ寄りのタイヤということですが、舗装路も走るアドベンチャーバイクなので、コースを走るような完全にオフタイヤでもありません。
関心するのは舗装路のグリップ感で、オフロードも安心して走れるにも関わらず、舗装路の走行性能がとても良いです。そして、交換時期になるくらいにタイヤの減りが進んでも変な挙動にならないのがとても良いです。
車体からホイールを外す
ナットをゆるめ、アクスルシャフトを抜き、車体からホイールを外しました。
エアバルブを外してエアを抜く
虫回しを使ってタイヤのエアバルブ(ムシ)を抜き取りってチューブからエアーを抜きました。いつも使ってるエーモンの虫回しが見当たらず違うのを使っていますが、写真のものはバイク用には長いのでエーモンのを使うことが多いです。
ビードを落とす
KLR650は130/80-17のタイヤを履いていますが、足でどんなに踏んでもタイヤのビードが落ちないことが多いです。そのため以前はタイヤレバーを使ってビードを落としていましたが、欲しかった携帯工具を手に入れました!
かなり昔に雑誌でも取り上げられた携帯用ビードブレーカー「BeadPRO」。前から欲しかった工具でしたが、中古でお手頃なのが出たので買いました。
この工具の新品は海外モノとして高額な価格で売られているのですが、250ccクラスまでは足で踏めばビードが落とせ、大型車はチューブレス化も進んでおり、需要もないから似たようなものが出ないのかもしれません。
使い方は簡単で、レバーは凸型と凹型のを組み合わせ、テコの原理でビードを押し下げます。また、柄の反対側はタイヤレバーになっています(使いにくそうなので使ったことはありません)。
自分でタイヤ交換をする人は家に大きなビードブレーカーを持っている人もいると思いますが、私の場合は外でパンクした時の練習も兼ねてタイヤ交換をしているので、こういう携帯型が欲しかったのです。
仕組みはテコの原理を使っており簡単で、まず平べったい方をタイヤとリムの間に挿入します。
そこに曲がっている方のレバーをはめ込みます。
そのまま後ろに倒していくと、テコの原理でビードが外れる方向にタイヤを押していく事が出来ます。
「BeadPRO」は携帯用なので、もっと大きなものように一発では無理ですが、タイヤレバーよりもしっかりと押せるので効率的です。
KLR650の場合、フロントは足で踏めばビードが落ちるので、主にリアタイヤに使う工具ですが、チマチマとタイヤレバーで落とすよりストレスなく作業出来るので掘り出しものが出てきて良かったです!
ホイールからタイヤを外す
タイヤレバーを使ってタイヤを外します。私は普通の長さ1本とロング1本の2本でやってます。
使っているタイヤレバーです。以前は普通の長さ2本でやってましたが、ロングを使うようになってもの凄く交換が楽になりました。(長い方だけでも短い方だけでも、作業は完了できます。)
今回使った長い方
今回使った短い方(写真と色が違いますが、現在は赤色になったようです)
タイヤレバーの記事を以前書いたのでこちらも是非読んでみてください。
チューブを取り出しました。取り出したチューブは後でまた使いますが、軽く空気を入れてミスで穴あけてしまってないか確認しておくと良いです。
タイヤレバーでぐいっとやりながらプラスチックハンマーでヘリを叩いてタイヤを外していきます。プラスチックハンマーがない場合は、レバー2本を使ってぐいぐい外していきます。
ホイールからタイヤが外れました。
外したタイヤはAX41、新品のタイヤもAX41です。古い方はもう少し使えますが、中央はかなり減っています。
タイヤをホイールにはめる
まずビードクリームを用意。無駄にビードクリーム持ってるんですが、今回はStraightのビードワックスを使いました。(スポンジはたぶん違うもののです)
これをホイールに接する部分に塗っていきます。
タイヤの向きに中止てタイヤをはめてきます。足でおさえながらやるとやりやすいです。
片側をはめました。足で押させている両側はまってしまう部分も多いので、チューブをいれるために片側はホイールの外側になるようにしておきます。
タイヤとホイールの隙間からまずチューブのバルブ部分をいれます。表側から手を入れても難しいのですが、裏側から穴にバルブ先端を誘導すると入りやすいかなと思います。
うまくバルブが穴に入ったら抜け出ないように軽くナットをはめておきます。そしてねじれないようにチューブをセットします。
タイヤの上に両足でのっかるようにして足で押さえながらタイヤをはめていきます。ブリジストンのAX41は比較的はめやすい方だと思います。
タイヤがホイールに装着できました。
タイヤのビードをあげる
さてドキドキの瞬間です。素人がたまにやる作業なので、チューブをタイヤレバーで傷つけて穴を開けてしまうことがあるのです。
暑い中で空気が抜けているのを確認するとホントに辛い気持ちになります。定期的にやっているとその確率は減るのですけど、やってしまうこともあります。
さて、エアーバルブを装着せずにエアーホースを接続して空気を注入!
うちのコンプレッサーだと一気にビードがあがる空気圧まで行きませんので、2回にわけてエアー注入しました。
ビードを上げるとき4.0kgf/c㎡くらいまでとネットにはよく書いてありますが、このホイールにチューブを入れて空気を4.0kgf/c㎡入れてもリアタイヤのビードは上がりません。
だいたい5kgf/c㎡近くになってでしょうか。以前ビードが上がらないので、空気を入れすぎてチューブを破裂させてしまったことがあるので、5kgf/c㎡以上は入れないようにしてます。上がらなければ空気を抜いてビードを落として再度やってます。
今回はこれ以上いれたくないなぁという所でパンと音がして両側ともビードがあがりました。AX41は割とスムーズに上がるのであまりビードを上げるのに苦労したことありません。精度がいいのですかね、そこも気に入っている所です。
タイヤ交換完了
タイヤから空気が抜けていないことを確認して車体に取り付ければ完了です。チェーンとかはめてないですが、まだ他にも整備したいところがあるのでいったんこのままで!
とりあえず車検に向けて、一番面倒な作業は終わりました。その他、どこをどこまで整備するかはチェックしながら決めていきたいと思います!
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