MSRガソリンストーブ・ポンプのガソリン漏れ修理方法
燃料がダダ漏れになっていて使い物にならなかったMSRのポンプのメンテナスをしました。かつて海外ツーリングで愛用していたMSRのガソリンストーブ ドラゴンフライに使っていたポンプで、ポンプは現行モデルではなくなっているようです。
ポンプのメンテ方法は現行のスタンダードポンプとさほど変わらないようですが、メンテすればまだまだ使えるものなので、メンテ方法は記録しておこうと思います。
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ポンプからガソリン燃料が漏る
MSRのガソリンストーブ用のポンプも古く、フューエルボトルにセットしてボトルを振ってみると、いたるところからガソリンが漏れてきました。パッキンのOリングが硬化・ひび割れをして傷んでいるため、Oリングを交換すれば直るはずです。
Oリングなどの補修部品はモチヅキで変えます
補修部品は、輸入代理店のモチヅキで買うことが出来ます。パッキン一つから買えるので、交換したいものが決まっている場合はモチヅキから必要なものだけを購入するのが安く上がるかもしれません。
私は、パーツを入れておく箱と工具が欲しかったので、MSRの補修キットを買ってみました。キットはいくつかあるのですが、必要ないものも入っているのでなるべく安めのものを選びました。
中には説明書も入っていますが、分解図なども書いてあって非常に丁寧!分解清掃の方法はホームページでもみれますが、こういうの嬉しいですね。
ポンプカップの交換
ポンプを外さないと取れない部品もあるので、まずポンピング用のレバーを外します。ドライバーを当てているところを押して、左にまわしてロックを解除すればレバーが外れます。まぁまぁ固いです。
レバーを外した状態です。一番したのポンプカップを変えたい所ですが、キットには入っていなかったのでそのままです。ポンピングは問題なく空気が送り込まれているので、まだ交換しなくても大丈夫。パーツをモチヅキから買うときについでに買いましょうかね。
燃料チューブ差し込み口のパッキン交換
燃料チューブを差し込む部分を外します。切り込み部分にマイナスドライバーなどの工具で左に回せば外すことが出来ます。
外した状態です。ポンプ本体の中にOリングが入っています。
安全ピンなどで中のOリングを外します。
キットの中からサイズが同じものを探しました。色は違いますがこれでいいはず。
Oリングが入っていた所にオイルを塗る指定があったので、キットに付属のオイルを少し塗りました。
そしてパッキンを奥まで押し込みます。
最後にフタを戻せば完成。
コントロールバルブOリング交換
キット付属の工具でガソリンコック部分を左に回して外します。工具はサイズのあうスパナでももちろん大丈夫です。
コントロールバルブユニットを外しました。2箇所Oリングがありますが、小さいOリングはキットに入っていません。モチヅキのページを見るとこの先っぽの部分はASSYでパーツ出るようですね。とりあえずその部分は清掃するだけにしました。
上側のOリングは交換。劣化が激しくて外す時に切れてしまいました。
新しいOリングをセット。これでコック部分から漏ってくることはないでしょう。
ポンプケースのパッキン交換
フューエルボトルとの接点のパッキンもダメでした。旅行中にだめになりシグの燃料ボトルのパッキンで二重にしてたの思い出しました。もちろん二重にしてた方のパッキンもダメなので交換します。
古いOリングを取り外し、新しいOリングをセット。これでフューエルボトルとの隙間から漏れることもないですね。
チェックバルブと燃料フィルタ清掃
燃料フィルタはとっくの昔にどこかへ行ってしまっているので、清掃はなし!チェックバルブとは一番下にある赤い部分を外してゴミがあれば清掃すればオッケーです。
シグのフューエルボトルの蓋のOリングも交換
シグのフューエルボトルのパッキンも燃料漏れを起こすひどい状態でした。シグの方はフューエルボトルはすでに販売していないため、パッキンはMSRのパッキンを使いました。口径も一緒なので、普通に使えます。
ガソリン漏れがないか確認して点火テスト
燃料ボトルにガソリンを入れ、振ってみるなどして燃料が漏れてこないか確認しました。どこからも漏れてこないようなので、ガソリンストーブのMSRドラゴンフライに接続。
相変わらずの轟音を立てながら問題なく点火できました。それにしてもドラゴンフライはデザインがカッコイイですね〜!
ガソリンストーブで男らしい感じのものが欲しければ、とてもいい選択だと思います!ずっと使っていますが、故障も皆無ですしね!
ばっちり火がつきました!燃料漏れもしていないので、これで安心して使えます!
メンテナンスの方法、モチヅキの公式ページ
公式ホームページに、ポンプやガソリンストーブ本体のメンテ方法が掲載されています。機種ごとのメンテナンス方法はこちらを参考にするといいと思います。
また、補修部品はこちらから必要なパーツだけを購入することができます。
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