パームスプリングスの何千という風力発電の風車【北米縦断・原付二種の旅 124日目】

ゆっくり走ると2倍楽しく、2倍辛い。

走っている時に感動することが減ってきて、走るのにも疲れてきた。ゆっくり走ってるから、走るのが楽しい時は、速く走ってる人より２倍面白いんだけど、そうでなくなると２倍辛い気がする。ヨシュアトゥリーっていう木が出てきたくらいで景色もかわらないしね。

今の気分はバイクでの移動を少し休憩して、滞在型の旅をしたいなぁ思ってるんだ。ラスベガスでもそうだったんだけど、何日も同じ所にいていろんな話しをしたりする事もとても面白いからね。

そういえばエドモントンで会った韓国人っは滞在型の旅をしてたんだけど、彼はそれに何も見出せなくなったから、予定より早く帰るって言ってた。

サンディエゴまでにプランを考えないとと思って考えながら走って来たんだけど、だいたいこれからのプランを決めたよ。メキシコのＢＡＪＡには行くけど、南米へは下らずにサンディエゴに戻って、数週間の滞在をして、韓国へ寄ってから帰ろうと思ってるんだ。

パームスプリングスの風車群がすごい！

パームスプリングスっていう町を目指して走ってきたんだけど、その手前のインターステーツと交わる直前から急に風が強く吹き始めたんだ。真っ直ぐ走れない位にね。

そしたらね、そこには何があったと思う？そう風力発電所。その数がとんでもない！何千ものプロペラがその風で回ってるんだ。高い山が急にそびえたってて、いつもそこから風が吹き降ろしてるみたい。

インターステートハイウェイを１区間使わなきゃいけなかったんだけど、追い風になるって分かって心底ホッとしたよ。それに下りだったしね。

反対方面だったらさぞかし恐ろしい事が起こっていたよ。対向車線のトラックは、上り坂と激しい向かい風で全然スピードがでてなかったからね。

さあ明日はサンディエゴ到着。期待通りの街だといいんだけど。

＜California＞ＰＡＬＭＳＰＲＩＮＧＳのモーテル（走行314km）