小さな町の結婚式と島を巡る旅を逃した日【北米縦断・原付二種の旅 17日目】
おじさんからのフェリー旅のお誘い
今日はちょっと自分の判断に後悔しながら、バイクを走らせていたんだ。
朝起きてキャンプ場で知り合ったカナダのおじさんと話をしたの。そのおじさんと奥さんはキャンピングカーで旅をしていたんだけど、この先の町に住んでいる娘の結婚式を見にいくらしい。結婚式を見た後は、その近くの町からフェリーで島巡りをするって言ってた。
そのフェリーはアメリカ領の国立公園を周遊して、ユーコン州の近くのアメリカの町までいくらしいのよ。これは使える面白いルートかも!と思って、そのおじさんにいろいろ情報を聞いたのね。
フェリーの旅にすると時間的がかかりそうだから一端話しはそこで話が終わるんだけど、出発の準備をしてたら再びおじさんが話しかけてきた。
島々の周遊にかなり興味を持っていると思ったらしく、「もしよければ一緒にこの車に乗って船に乗って旅しないか?その小さなバイクで走るよりはそのほうがいいぞ。一緒にパーティードライブしよう。バイクも娘があずかってくれるよ。」って船の旅のお誘いを受けたんだ。
そのあとに「もし時間とお金に余裕があればね。」とも言ってたけど。でも、結局断ってバイクで走る方を選んじゃったんだよね。
まだバイクの旅が始まったばかりで走るのが楽しかったし、おじさんの車で旅するくらいなら自分のバイクで回りたいと思うのは当然だよね。まだカナダを走り始めて約1000km程しか走ってないし、バイクで走るのも楽しくて仕方ないんだから。
でも今回の旅では、なるべくいろいろな人と話ができたらいいなぁとも思っていたので、おじさん達の話に乗ったらいろいろな話が出来かなと思うと、ちょっと後悔しちゃったんだよね。あの話に乗っておくべきだったなって。気持ちを引きずりながら走っていたよ。
おじさんが言うには、その町では結婚があると4日間もパーティするらしく、町自体がお祭りっぽくなるんだって。住んでる人が少ないから、お祝い事は盛大みたい。そんなパーティーの経験もなかなか出来そうもないことだから、やっぱり付いていってみるんだったかな・・って思ったんだ。
景色はいいけど、蚊が凄まじいキャンプ場
朝の出来事を引きずっていたから、あまり景色も覚えていないのだけど、今日宿泊するキャンプ場はおじさんのことを忘れられるほどに強烈だった。
広くて、景色は良いのだけど、蚊がすさまじい!火を使う時は外に出たけど、食べるのはテントの中!夜もテントの外に飛ぶ蚊の音がなかなか・・・。
明日は気を取り直してバイクの旅を楽しもう!おやすみなさい。
<British Columbia> KITWANGAの近くのやたら蚊が多い牧場キャンプ場泊(262.5km)
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