ラスベガスの街で「O(オー)」を観る【カナダ横断ツーリング・バイク新婚旅行・50日目】
トリプーの日記
街自体がテーマパーク、ラスベガスの街
砂漠の中の高速道路をひた走る。クルマだからやたらと快適であっという間にラスベガスに到着。
ラスベガスは街自体がテーマパークみたいな雰囲気で、夢の中にいるような感じの街。悪く言えば、ハリボテ感のある嘘っぽい街。深く考えずに、遊びにいったら、いっときの夢を見るのが一番楽しめるよね。
宿代がとにかく安くてビックリ
街に着いて、インフォメーションに行ってから宿をとったのだけど、ラスベガスは宿がとにかく安い!豪華ホテルも相対的に安いと思うけど、物理的な値段が安いホテルも多い。
僕たちはストリップっていうメインの通りから1ブロック半はいった所にホテルを取ったんだ。少し奥まってはいるけれど、歩けばすぐメイン通りの立地で、値段は2人で39$。
今回の旅行では、ボストンの宿泊相場が一番高くて、ユースホステルのプライベートルームが 72$していたんだから、39$でホテルに泊まれるってすごいと思ったよ。
でもね、安いには理由があって、時代に置いていかれた古いホテルという感じ。今でもホテルの外には「カジノ」と書いてあるけど、ホテルの中には何もない。どこのホテルでもやっているバフェもやっていたみたいなんだけど、今はやっていなくて、看板だけが残っている。
なんだか淋しい思いも感じる出来るホテルだから、普通の観光で夢を見れるの街へ遊びに来ているのだと、かなり悲しい気持ちになるのかも。
安宿ばかり泊まってきた僕たちにとっては、とても立派なホテルに見えるんだけどね。流行るカジノやホテルがある一方で、錆びれていくカジノも多いんだろうね。
ラスベガスは大型のテーマホテル&カジノがどんどん建設されてるみたい。2年前に来た時にはなかったエッフェル塔やベネチアの川も出来ていた。
シルク ド ソレイユの「O(オー)」が見たい
さて、お金を賭けるのがどうも苦手なのは分かっているので、ラスベガスでのメインはショーを見る事!
依然日本で見たシルク ド ソレイユのアレグリアが素晴らしかったので、シルク ドソレイユ系のものを見たかった。その中で選んだのが、O(オー)っていうショー。水を使ったサーカスショーなんだけど、常設でないと無理な大がかりなセットを使っていてすごいらしい。
もちろん、シルク ド ソレイユの幻想的でアートな雰囲気があるはずで、ストーリー仕立ててで、音楽に合わせてアクロバットを見せていくのだろうね。時々お笑いも入れながら、思い描くサーカスとはちょっと違う、大人のためのサーカスショー。
とにかくチケットを取りに行かなければということで、買いに行ったのだけど、「O(オー)」のチケットはソールドアウト。2時間前にキャンセル待ちに並んでくれと言われたよ。
ないものは仕方ないので、明日、Mが見たいといっていた、ブルーマンショーのチケットを取りにいく。
チケットオフィスがでブルーマンショーを取る時に、オーの事もついでに聞いてみた。「O(オー)」は人気のショーで3週間前からじゃないと取れないよと言われてしまった。キャンセルの列に並ぶのがベストだよって。キャンセルはそれなりに出るみたいなのが分かっただけでも収穫。
カジノで少し遊んで、「O(オー)」開演時間の2時間30分前(実際は3時間30分前だった!)に行ってみた。そしたらもう列が出来てた!もちろん僕たちは素直に列についたよ。
最後尾にいるとチケットが取れるか不安だったんだけど、列がだんだん伸びるにつれて、以外と早く並んでたことが分かったら、取れるんじゃないのっていう気がしてくるから不思議。僕たちの後ろにはダフ屋のようなおじさんも2人並んでいたので、たぶん買えそう!
開演の1時間前になっても列はあんまり動かない。でも誰も列から出ようとしないんだよね。すごい長蛇の列になってるのに。ギリギリにならないと分からないのだろうね、開演30分前の20時頃にチケットをゲット!そして入場して、20時時半からショーが始まったよ。
ショーは素晴らしかった!ひたすら待って、高いお金を出して見たかいあった。内容についてはMが書いてくれるかな。
開演してから気づいたんだけど、時差にまたしてもやられていたんだよね。僕たちは3時間半前からチケット取りに行っていた。早めに行動になったから、それはそれで運が良かったけど!
見終わったら、ぶらぶらと夜の街を観光。夜の街もまたすごく良かった。
Mの日記
夢のようなところ、ラスベガス
乾いた土地をひたすら走っていくと、遠くにタワーが見えて、建物が密集しているのが見えるの。そう、それがラスベガスなのね。その一角だけ砂漠のような土地にぽっかりと浮かんだように見えて、オアシスのごとく街が遠くから見えるんだよ。
街中に入っていくと更に不思議な人工空間が私たちを待ってた。Tは以前来ているから、この不思議感覚は体験済みだったんだけど、私は初体験。街全体がアミューズメント化していて、なんとも非日常的なまさしく夢の中のようなところ。とにかく宿を探した後街へくりだしたよ。
外はもう殺人的な暑さ。45度くらいはあるんじゃないかな。風も熱風なの。アスファルトからの照り返しもあるからホントに暑くて暑くてたまらないんだな。
初めてのカジノでチョット興奮気味
この街はカジノとエンターテイメントショーと買い物の街。私たちは是非ショーを観たかったの。Tの見たかったのは「0(オー)」という舞台。私は依然ニューヨークで観て気に入っていた「ブルーマングループ」のショー。この楽しみをTにも知って欲しいと思ってね。
「0」はとにかく人気がある舞台でキャンセル待ちしか今日見る方法はなくて、残念ながら明日は休演日。何としても今日観なくてはならないのだ。「ブルーマングループ」の方は明日のチケットがすんなり取れてひとまず安心。
それから暑いから涼しいカジノでちょっと基本的なスロットマシーンで遊んだの。日本でもギャンブルってしないから、思い切ってお金を使う事ができないのね。負ける事は分かってるからね。
でも、ある程度お金をつぎ込まないとでない事も分かってる。それでね、5¢のスロットを探してやってたの。これは20$もあればかなりの時間楽しめる代物。でも、当たっても配当は少ないんだけどね。でも、初めてのカジノでチョット興奮気味な私。なんだか楽しいぞ!
サーカスとはまったく異なった芸術作品だった、O(オー)
「O」のキャンセル待ちは、Tの言う通り、時差に気がつかず時計を直してなかったおかげで、早めにキャンセル待ちの列に並んでたので、幸運にもチケットをゲットして観る事が出来たのだ!
とにかくこの舞台は人気があるの。キャンセル待ちの列も尋常じゃなかったもの。私たちの前に並んでいた人たちも以前にこの舞台を観て、とてもて素晴らしかったから是非また観たかったと話していたくらいだからね。
そんな事聞くと期待は膨らむばかり!席に着くと、キャンセル待ちなのに、中央ど真ん中のとても良い席だったのだ!う〜んラッキーだね。
舞台は3時間弱なんだけど、あっという間に感じるくらいでしたね。とっても素晴らしいのが舞台装置。舞台の中央にプールが作られているんだけど、そのプールにセリがついていて陸になったり、またプールになったり、はたまた船が浮かんだり、すごいの。
10メートルのところから飛び込んでも問題ないくらい深いプールを設置してるなんて本当にスゴイと思ったよ。それからキャストの人たちの鍛えぬかれた体と技が観客を引き付けて離しませんでしたね。
空中ブランコあり、シンクロナイズドスイミングあり、飛び込みあり、ダンスあり、とにかくいろいろな要素がたっぷりと組み込まれていて飽きさせないの。
衣装も素晴らしかった。サーカスとはまったく異なった芸術作品ですね。最後はスタンディングオーベーションが止みませんでした。言葉が分からなくてもみせる舞台なので大丈夫だったしね。また、観てみたくなる気持ちは充分わかりましたよ、T。
<Nevada> 宿泊:ラスベガスのホテル泊 天気:晴れ
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