オーストラリア一周ツーリング(1994年)・ダイジェスト
1994年のオーストラリア一周ツーリング
まだ20代の頃、ワーキングホリデービザを利用して、オーストラリアツーリングに行ってきました。かなり古い日記ですが、2番目に人生を変えた旅行だったと思っています。
そのオーストラリアツーリングの記録に写真を添えてみたので、もしツーリング日記的なものが好きであれば是非ご覧下さい。
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オーストラリア一周ダイジェスト
オーストラリアのブリスベンの街へ降り立ち、少し生活を楽しみながらオーストラリアを一周するバイクを購入しました。バイクはXLV750という750ccのビッグオフローダーにしました。
ブリスベンからケアンズへ北上している途中で印象に一番印象に残っているところは世界最大の砂の島・フレーザー島です。
道がすべて砂なので、4WDかオフロードバイクでないと走れない島です。走るのは大変でしたが、どこへ行っても砂や水がとても美しく記憶に残る場所になりました。
ケアンズへ到着し、そこで知り合った方とケープヨークのケープヨークの先端へ行くことにしました。ケアンズから往復2000kmの道のりで、その半分以上の道のりがダートロードです。
オーストラリではアドベンチャーが味わえる人気のある道で、蟻塚など日本では見れない景色をたくさん見ることも出来、驚きの連続でした。
ケープヨークでは色々あったのですが、なんとか無事にケアンズへ戻ってきました。そして少し休養した後、ガルフロードというダートロードを使ってダーウィンの街に向かいました。
ずっと一面の草原だったり、ずっとブッシュの中だったり、日本ではまず見れないような景色の中を淡々と走りました。
ガルフロードでも色々アクシデントがあったのですが、マタランカホットスプリングスなどを観光しながら無事にダーウィンに到着。しばらく休んでから雨期に入る前にブルームへ向けて出発します
。途中カカドゥ国立公園を経て、ギブリバーロードというダートロードへ入りました。
バオバブの木などの面白い植物が出てきて楽しめましたが、暑さをしのぐ日陰が少なかったので、休憩中でも暑かった記憶しかありません。
ブルームの町へ到着し、ビーチの前のキャンプ場に宿泊していましたが、アリの襲撃を受けテントが穴だらけになってしまいました。
テント内においてあるバッグの中まで侵入してくるアリには参りましたが、海で暑さをしのいだり、貝を捕ったり、フルーツを取ったりしながら一日を過ごしていました。
ブルームを出発し、当時の人には有名なカンナミユキストックルートを通り、イルカの見えるモンキーマイアリゾート、奇岩がたくさんあるピナクルスなどを回りパースへと向かっています。
暑かった北部からだんだんとバイクで走って気持ちの良い季候になってきました。
日本でも釣りをやりますが、オーストラリアでも少し釣りをしました。外洋に面した桟橋で青物を釣ったり、コーラルではブダイを釣ったり、砂地ではシロギスみたいな魚も釣りました。
日本ほどは釣り人が多くないからか魚はスレておらず、竿がなくても簡単なタックルで釣ることが出来ました。
パースという大都会に到着。日本を出発して約半年たっており、時期はクリスマスになっていました。何もない大地から大都会が突如現れ、はじけました。
飲み屋に行ったり、宿でパーティーがあったりと、約1ヶ月ほど毎晩のように飲んでいて、毎日楽しかった記憶しかありません。
パースでお金を使いすぎて旅費が足りなくなり、1ヶ月半ほど働くことになりました。仕事の内容は果樹園での水やりです。
早朝6時から夜6時すぎまでの肉体労働で、クルマやトラクターで移動しながらパイプをつなぎ直したり、水やりの機械を設置したりしていました。
なんとか旅費を稼ぎ、旅を再開します。パースから南下をしましたが、緑がきれいな地域で気候もとても良かったです。
ペンバートンで61mの巨木に登ったり、ウェーブロックを見たりしましたが、エスペランスの真っ白な砂浜には驚きました。
写真を見ると海も綺麗で泳ぎたくなるような気分になりますが、南極からの風は冷たく、寒いくらいの場所でした。
気候のよい南西部を回った後は、1200kmに及ぶ平原地帯です。
インディアン・パシフィックという鉄道の脇を走るダートロードを走りたかったのですが、バイクが少し不調だったこともあり舗装路を進みました。
ほとんどカーブのない道で、一番長い直線は146.6km直線となっています。しかし146.6km進んだら、少しだけカーブしてまた直線が続きます。
ナラボー平原の途中では、バンダクリフという断崖絶壁を見ることが出来ました。平原ばかりの風景からどこまでも続く崖と海を見ることが出来ると思っていなかったのでとても不思議に感じました。
ナラボー平原を横断し、エアーズロック(ウルル)へ向かって北上しました。長い距離をバイクで走って、地平線上にエアーズロック(ウルル)が見えてきた時には泣きそうなほど感動しました。
この当時はまだ頂上への登山も出来たので、登山したり、マウントオルガ(カタ・ジュダ)を見学したりして過ごしました。
キャンプをしていたのですが、日中はとても暑かったので、プールとホテルのロビーでひたすら涼んでいた記憶があります。
一番見たかったエアーズロック(ウルル)へ行ってしまい、なんとなくブリスベンへ戻りたくなりました。パースの下の南西部を回ったときに気づいたのですが、緑のある風景にあまり興味がわかなかったのです。
南下してタスマニアの方を回ることも考えたのですが、都市部を回るのも面倒に感じ、途中から内陸部へ入ってブリスベンへと向かいました。
海岸部に近づくにつれて緑が多くなってきました。気候は穏やかで過ごしやすいのですが、なんとなく終わりの雰囲気が漂ってきて少し寂しかったです。
そしてブリスベンに到着。街が続くオーストラリア東南部はあまり興味がわかずに行きませんでしたが、無事に一周することが出来ました。XLV750もサブフレームが折れたり、イタズラされたり、いろいろありましたが、頑張ってくれました。
バイク売却後は、バイクでは回りにくい都市部を観光して約10ヶ月滞在の後に出国。楽しかったオーストラリアの旅は終わりました。
当時はもっと気持ちさえあればいつでも旅に出れると思っていましたが、歳とともになかなか難しくなってきますね・・・。連休に国内ツーリングをするだけでも身軽には行けなくなっていますしね・・。
それでもいずれ短期でレンタバイクでも良いので海外ツーリングに行ってみたいと思っています。
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